ナウル共和国

ナウル共和国の国旗
首都公式の首都無し(政庁所在地はヤレン地区)
言語英語、ナウル語
人口9,322人(2011)
面積21km²

解説

バチカン、モナコについで世界で3番目に小さい国(東京都港区とほぼ同じ面積の島1つ)。

世襲の元首を持たない共和国としては世界で一番面積の小さい国。

18世紀末にイギリスの捕鯨船が来航したのが欧州との出会い。

1888年にウィルヘルム2世時代にドイツが領有した。

第一次世界大戦後は国際連盟の委任統治領として、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの共同統治となった。

第二次世界大戦では日本が占領した。

日本本土から最も占領地となった。

戦後、国際連合の信託統治領として同じ3カ国の傘下となった。

純度85%という高質のリン鉱石の産地で、国民はこれに依存して豊かで所得税もない。

親日国で、いち早く鹿児島との間に定期航路を開設したことでも有名。

国旗は1968年の独立時に制定。

赤道のわずか40km南に位置することを、国旗全体で表わしている。

すなわち、国旗の上の青は北太平洋を、下の青は南太平洋を、黄色の線は赤道を表わし、星はナウルの国とその位置を表わしたもの。

星の12の稜(先端)はこの国の12の先住部族、すなわち、イムウィット、イムウィダミット、エミア、イアノ、エマンダム、エオアル、イアムウィダラ デイボエ、ラニボク、イルワ、イルツィ、イウィを表す。

もっとも、この12部族の人口を全部合わせても全人口1万人の3分の2にも満たない。

ほかは外国からの移住労働者である。

地球温暖化とリン鉱石の採掘による国土の矮小化を見越し、潤沢な資金を活用して全国民の海外移住を真剣に検討するという政策は未だ消滅していない。