ブータン王国

ブータン王国の国旗
首都ティンプー
言語ゾンカ語
人口697,000人(2008)
面積38,400km²

解説

ネパールの東隣の国。
国中が禁煙という点では世界で唯一の国である。

今世紀の初め、ウゲェン・ワンチュクが各豪族を抑えて現王朝を建てたが、1910年にはイギリスの保護領となる。
長らく鎖国状態にあったが、1949年にインドが外交助言権などを受け継ぎ、1952年に即位した第3代国王が農奴解放、教育制度の普及、国民議会の開設など近代化に努め、60年代に、コロンボ計画や万国郵便連合に加盟、1971年には国連加盟国となった。
1972年に即位したジグメ・シンゲ・ワンチュク現国王の絶対的な権限下でいっそうの近代化が進められている。
この旗はブータン地方の旗としてかなり以前から用いられていたものであるが、国旗としては1970年に正式に制定された。

玉を抱いた龍は中国古来のしきたりによる王の権威のシンボル。
黄色は王の力を、橙色はチベット仏教の信仰を表わしている。