朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の旗

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)

首都 平壌 言語 朝鮮語
人口 23,906,000人(2008) 面積 120,540km²

国連加盟国ではあるが、わが国とは国交がない「北朝鮮」の国旗。
紋章学的な視点や、布で作って旗竿に掲揚するという国旗本来の特質からいえば、模範となるようなデザインの旗。
それは、①朝鮮の伝統的な色である赤と青を基調としたデザインであること、②赤と青が直接、接することなく白をうまく活用してデザインの美しさを出していること、③星がやや竿側に寄って外で掲揚する場合、勢いの出るデザインになっていることなどが、この旗の特徴といえよう。
星は、朝鮮民族の進むべき方向、すなわち金日成前主席の主体思想に基づく共産主義国家の建設を象徴し、赤は国家建設、青は平和、白は光明を表わしている。
赤と青は、〈太極旗〉と呼ばれる大韓民国の中心にも巴の形で登場するように、長い間、この民族の色とされてきた。
日本からの独立を得て、わずか3年後、1948年にこの国が成立したときに制定された。
但し、だれがデザインしたのかを問い合わせたところ、は「今となっては不明である」という返事が、歴史研究所からあった。
時代的な経緯からしてソ連か日本でグラフィックデザインを学んだ人が関わったものか。
北朝鮮による拉致はもちろん断じて許せない。
一刻も早い帰還を切望する。
しかし、そのこととは別に、前述のように、北朝鮮の国旗のデザインはなかなかのものと感心している。
青と赤が直接接しないで白い条を入れたこと、星を少し旗竿側にずらすデザインはなかなかのものだ。
おそらく相当なデザイナーの考案になるものかと思い、在日朝鮮人会総連合に文書で問い合わせたところ、ひとつき半ほどして、歴史研究所というところから回答をいただいたた。しかし、結論は「残念ながらデザインした人のことは分からない」とのことだった。
この国旗の採択は、日本の支配から離れた直後だ、あるいは日本で美術の勉強をした人か、もしかしたら新たな支配者だったソ連の関係者かと想像はめぐらすが、歴史の彼方に隠れてしまっているようだ。

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