ソマリア民主共和国

ソマリア民主共和国の国旗
首都モガディシュ
言語ソマリ語、アラビア語
人口9,133,000人(2008)
面積637,657km²

解説

「アフリカの角」と言われ、アフリカとアラビアとインドを結び、しかも紅海の出口を押さえるという地政学的に重要な位置にあるため、古くからさまざまな勢力が入り乱れ、多くの血なまぐさい戦いが続いた。

独立したのは1960年6月。

イギリス保護領のソマリランドとイタリアの信託統治領ソマリアという2つの地域が合わさってできた。

この独立にあたっては、国連信託統治理事会の貢献が大きかった。

ソマリア国旗は、独立前の1954年10月12日にイタリアの承認を得て制定されたものであるが、この時、国連の功績を感謝する意味で、国連旗の色であるライトブルーをそのまま採ることが決定された。

中央の白い5稜星はソマリアの5つの地方とその団結を表わしている。

しかし現在、国は複雑な抗争下にあり、国連の介入も失敗に終わり、事実上、中央政府は不在で「群雄割拠」の状態で、隣国ケニアなどへの難民が大勢現出し、国連やNGO関係者が拉致されるなど、安定への道が見えない状況で、問題が深刻である。