マルタ共和国

マルタ共和国の国旗
首都バレッタ
言語マルタ語、英語
人口409,000人(2008)
面積316km²

解説

第二次世界大戦で、ドイツとイタリアの両空軍の攻撃に耐えぬいたマルタの功績を讃えて、イギリスはセント・ジョージ勲章を贈った。

セント・ジョージはイングランドの守護聖人。

国旗の左上にある勲章には、ベイルートの近くの岩屋でセント・ジョージが竜を退治した伝説が描かれている。

1190年、第3回十字軍遠征の際、リチャード1世(獅子心王)が、その岩屋の付近で大勝したことで知られる。

公式には1964年の制定だが、1943年12月の勅令で、同じくこの勲章を基本とした旗を制定している。

以上の経緯から、マルタの人々は、この旗がイギリス連邦諸国の旗と異なっていることを大いに誇りとしている。

純潔・正義・平和を表わす白と、情熱・犠牲を表わす赤は、1090年、イスラム教徒の支配下にあったマルタを解放したロジャー伯の旗に由来する。