2012年8月– date –
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国旗についての物語
日本大使の公用車走行中に国旗を奪われる
大使の車は2012年8月27日の夕方、丹羽宇一郎・駐中国大使を乗せた公用車が北京の環状道路を走行中に、何者かの意識的急停車にあい、車に掲げていた国旗「日の丸」が奪われる事件が発生した。尖閣諸島をめぐって日中関係が冷え込むなかであり、ここは報復的... -
国旗についての物語
月面に「星条旗」を立てたアームストロング船長逝く
先週、人類初の月面着陸に達成した米宇宙船アポロ11号のニール・アームストロング船長が亡くなったという報道があった。享年82。 月面に「星条旗」を立てるアームストロング船長(左)とオルドリン宇宙飛行士 アームストロング氏は1969年7月20日、オルドリ... -
国旗についての物語
パパ・ブッシュ搭乗機を撃墜した小笠原の日本軍
日本の国旗 太平洋戦争中の48星の米国旗 戦時中、日米決戦となった硫黄島を別にして、父島を中心とする小笠原群島の要塞化が進んだ。終戦の前年、軍人・軍属を除く全島民が本土に強制疎開させられた。後にアメリカ第41代大統領(1989年~1993年)ジョージ... -
国旗についての物語
小笠原・父島の旗立山 – 領有権を主張する
日本政府は1876(明治9)年になって各国に小笠原諸島の領有を通告した。 日本の国旗 小笠原・父島の二見湾。左が旗立山 これよりさき、わが国の領域を表示する目的のため、幕府は国旗「日の丸」を小笠原・父島の山腹に掲揚し、海上から遠望できるようにし... -
国旗についての物語
小笠原・父島の旗立山に「日の丸」 – ペリー寄港で急遽行った危機管理
父島、母島などの小笠原群島は鳥島からさらに南南東方向に500キロほど下る。 今でこそ東京都小笠原村として人口3千弱、観光を中心に活発な村運営が行われているが、江戸時代末期までほとんど手つかずのまま放棄されていた。私はよくぞ、幕末から明治にかけ... -
国旗についての物語
「日の丸」を立てられない日本の領土・鳥島
そこまでと同じくらいの距離を進んだところに鳥島がある。話題の尖閣諸島の北小島、南尾島とこの鳥島にだけ、アホウドリがベーリング海方面から冬季に飛来して、自然繁殖している。 アホウドリ 鳥島はまた、ジョン万次郎たちが遭難し、5か月近い143日間も... -
国旗についての物語
ジョン万次郎が訪問した小笠原
ジョン万次郎について書いた機会に、小笠原諸島の位置と歴史について触れておきたい。 小笠原諸島は伊豆諸島の南に並ぶ島々。最南端は硫黄島を経、さらに南西に寄った沖の鳥島(北緯20度25分)、最東端は南鳥島(マーカス島、統計153度59分)。その中央付... -
国旗についての物語
ジョン万次郎滞米の9年間に5回変わった「星条旗」
中濱 萬次郎(ジョン万次郎、1827~98)は 日本人で初めて鉄道や蒸気船に乗った人、 日本人で初めて近代式捕鯨に携わった人、 日本人で初めてネクタイをした人、 日本に初めて『ABCの歌』を紹介した人、 日本人で初めて男女平等の世界があることを知った人... -
国旗についての物語
「日の丸」もほしいなぁ…
この夏、偶然、飲んだ清涼飲料水。オレンジとグレープフルーツとブドウが混じったものだとか。なかなかいけるんです、これ。お奨めです。 このようにBorn in Franceとありますから、フランスの果実なのでしょうね。そしてBottled in Japanというのですから... -
国旗についての物語
伊藤博文の「日の丸演説」③
伊藤たちの意気込みが伝わってくるような内容です。そして、このあと、会場に掲げられていた「日の丸」を指さしながらつぎのように言いました。 「The red disc in the centre of our national flag shall no longer appear like a wafer over a sealed em... -
国旗についての物語
伊藤博文の「日の丸演説」②
話を戻します。 日本政府が公式に派遣する岩倉使節団は総数100名(内、正式な使節団員は46名)を越す一台デリゲーションでした。一行は、1871(明治4)年12月23日、蒸気船アメリカ号に乗って、横浜を発ち、翌年1月15日にサンフランシスコに到着、その後、... -
国旗についての物語
8月23日号の「週刊新潮」で小欄が
8月23日号の「週刊新潮」掲示板欄(96ページ)で、私の顔写真とともに、小欄について資料・情報ご提供をお願いする、以下の記事が出ています。ご笑覧ください。 吹浦忠正 私は1964年の東京五組織委で国旗担当専門職員をして以来、長野での冬季五輪やサッ...