2012年5月– date –
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国旗についての物語
シリア政府の残虐非道を糾弾する
シリアのアサド政権には、ただただ怒りを覚えます。多くの子どもや女性まで虐殺され、バングラデシュの独立にいたる過程やベトナム戦争を現地で体験した私としては、とうとう夢にまで見てしまいました。 今朝の新聞各紙は、欧米諸国やトルコなど10カ国が自... -
国旗についての物語
南太平洋、波高し②
アメリカ合衆国 中華人民共和国 野田首相は「島サミット」終了後の記者会見で「この地域で特段の紛争があるということではないので、特定の第三国を念頭においたものではない」と述べましたが、それは言わずもがな、このサミットは日米が連携して、太平洋... -
国旗についての物語
南太平洋、波高し①
「JICA's World」より 大洋州 ミクロネシア、メラネシア、ポリネシアの「三つの地域」から成る太平洋地域の島国への影響力をめぐって、日本、アメリカ、中国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、韓国などが「あの手この手」で迫っています。 かつて... -
国旗についての物語
イギリスとアメリカで対立したことも – 初のロンドン五輪の話
1908年当時の英米国旗。米国の「星条旗」は同年7月4日の独立記念日にオクラホマの州昇格に伴う46星に変わったばかりだったのです。「46星条旗」はその後、アリゾナとニューメキシコの州昇格に伴い48星になるまでの満4年間、米国旗でした。 20日は旭天鵬の... -
国旗についての物語
白い象と仏教についての話
タイの国旗 ラオスの国旗 タイの国旗は20世紀の初めまで、白い象でした。1916年、時の王が洪水の被災地を視察したときに、国旗が逆さまに上がっていたのを見て、逆になっても変らないデザインにてして、今の図柄に変更されたといわれています。ラオスの国... -
国旗についての物語
世界最大の民主主義国家インドの理想と現実
インドの国旗。 インドの国旗はヒンズー教の色であるサフラン(オレンジ色)、イスラム教の色である緑、そして、仏教、シーク教、ジャイナ教、キリスト教などその他の宗教を表す白から成っています。これによって、インドが特定の宗教に偏った宗教国家では... -
国旗についての物語
ガンジーの理想主義とネールの現実主義
世界最大の民主主義国家で、宗教に束縛されない、高度成長国家、インドの魅力は今世紀に入って一層高まっています。これまで、日印関係はどちらかといえば稀薄でしたが、今や、急接近が始まっています。それは中国を挟んでの地政学的な視点、優れたIT技術... -
国旗についての物語
バングラデシュの誕生② – 40年を経ての歴史の証人
パキスタンの国旗。1946年採択。 バングラデシュの国旗。1972年採択 1970年代の初め、私は国際赤十字の駐在代表として東パキスタンにいました。滞在中の1991年12月3日、インド軍は東西パキスタンに介入(第3次印パ戦争)、3週間後、東パキスタンはバングラ... -
国旗についての物語
バングラデシュの誕生① – 「建国の父」ムジブル・ラーマン
パキスタンの国旗。1946年採択。 1971年3月に東パキスタンがパキスタン(権力は西パキスタンに集中)からの独立を叫んだとき、芸術家カムルル・ハッサンによってデザインされたのが、左側の旗。同年12月の第3次印パ戦争の結果、バングラデシュ(「ベンガル... -
国旗についての物語
リヒテンシュタイン国旗物語
リヒテンシュタインの国旗 <小国リヒテンシュタイン大騒動 「絶対権力」公爵家に国民「注文」7月にも国民投票>という興味深い記事が、朝日新聞5月15日付に出ていました。リヒテンシュタインの首都ファドゥーツ発、前川浩之記者のレポートです。 ヨー... -
国旗についての物語
インド国旗のチャクラは世界遺産に登録されていなかった
インドの国旗。 1947年7月22日に採択され、現在に至る。 インド国旗の中央に描かれているチャクラ(法の輪)の原型になったのは、古代インド、マウリヤ朝第3代のアショーカ王(阿育王、在位BC268頃~232頃)による第3回仏典結集記念塔のしるしです。この仏... -
国旗についての物語
ポルトガルの栄光④ – 暗黒時代を血で克服した旧ポルトガル領の東ティモ-ル
東ティモールの国旗。 苦難の末、達成した独立の意義をこの旗にこめている。 東ティモールはポルトガルの支配した拠点の1つですが、1975年、インドネシア軍が西ティモールから侵攻し、11月末にインドネシアが東ティモール全土を制圧し、1976年に同国27番目...