1890年当時の列強の軍艦旗

各国には通常、国旗が何種類かある。卑近な例で言えば、東京・半蔵門の英国大使館に掲げてあるのは、大使の使う英国旗であり、通常の「ユニオン・ジャック」の中央に、大使の紋章がついたものだ。


軍艦旗制定直後の1900(明治33)年当時の各国の軍艦旗。

この写真には19世紀末年の列強の軍艦旗が画かれている。軍艦旗というのは、軍艦が用いる国旗であり、たとえばフランスでは陸上では青白赤の三色の幅が3等分だが、商船や軍艦からヨット競技で用いる国旗まで、30:33:37の割合の幅になっている。

この絵には、イタリア(左上。緑白赤のたて三色旗に紋章)、オーストリア=ハンガリー(左上2番目)、ドイツ(上段右から2番目)、ロシア(右上)。その下がイギリスの軍艦旗が画かれており、フランスの海上用「三色旗」、日本の軍艦旗、そして、アメリカの「星条旗」(当時は45星の「星条旗」)が左下に見られる。最前列は手旗信号用の紅白の2旗。

オーストリア=ハンガリー二重帝国では第一次世界大戦まで海軍が活躍していた。主な活動地域はアドリア海。主要な海軍基地と主要造船所はフィウーメ、プーラ、トリエステ、カッタロにあった。「The Sound of Music」のトラップ男爵はオーストリアの海軍大佐であったことを思い起こしてほしい。


オーストリア=ハンガリーの海軍用国旗

ドイツ帝国海軍旗

フランス海軍旗

ユタの州昇格に伴い、1896年から12年間、「星条旗」はこの45星のデザインだった。
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