旭日旗を掲げてサッカー日韓戦を応援する人への違和感②

8月1日付の朝日新聞の記事をご覧いただきたい。


韓国の国旗

日本の国旗

久しぶりに外相会談や次官協議が行われ、一度は対話ムードが広がりつつあった日韓関係が再び、暗雲に包まれている。

7月31日昼、ソウルの日本大使館前。2011年末にできた慰安婦の少女像の周りに数百人が集まった。日本政府の公式謝罪と賠償を求める1085回目の集会だ。像は米グレンデールに設置されたものと同じデザイン。支援団体の金東姫さんは「米国でもできた。日本が歴史を否定すればするほど、慰安婦のことを記憶しよう」と訴えた。

日本政府は、元慰安婦への補償問題は日韓国交正常化時の請求権協定で解決済みとしているが、韓国政府は協定の対象外との立場。李鍾元・早大教授(朝鮮半島政治)は「韓国人は日本政府が責任を回避していると感じている」と話す。

植民地支配と侵略へのおわびと反省を示した「村山談話」を巡っても、韓国人には「日本が本当に過去を反省しているのか疑わしい」との思いが強い。その後も、植民地支配を正当化するような発言が折に触れて出るからだ。

安倍首相は「侵略の定義は定まっていない」と発言。麻生太郎副総理らの靖国神社参拝も、日本への不信を改めて噴出させることになった。

スポーツの場にまで歴史問題が持ち込まれる背景には、こうした韓国人の意識がある。

28日のソウルでのサッカー東アジア杯日韓戦では、韓国のサポーターらが「歴史を忘れる民族に未来はない」と書いた横断幕を掲げた。

菅義偉官房長官が「極めて遺憾だ」と指摘し、日本サッカー協会が主催の東アジア連盟に抗議文を送付したが、韓国サッカー協会は31日、日本の応援団が旭日旗を振って韓国の応援団を強く刺激したことが「事態の発端だ」と反論する文書を同連盟に送った。韓国紙・中央日報は「韓国人にとってはナチスの『ハーケンクロイツ』と似た感じを与える」と切り捨てた。

日韓関係は今、「スポーツにまで両政府がコメントする非常に不安定な状態」(李教授)にある。下村博文文部科学相が30日、横断幕問題で「その国の民度が問われると思う」と批判すると、韓国外交省は「我が国民に対し無礼な発言をした」と強く反発した。

27日には、韓国への厳しい指摘で知られる韓国出身の評論家で拓殖大学教授の呉善花(オソンファ)さん(56)=日本国籍=が、仁川(インチョン)空港で入国拒否に遭った。

朴槿恵(パククネ)大統領はたびたび日本に「歴史の直視」を要求しており、韓国政府は厳しい姿勢をとり続けざるを得ない。8月10日は李明博(イミョンバク)前大統領の竹島(韓国名・独島)訪問から1年。15日の終戦記念日には日本閣僚の靖国神社参拝も予想され、日韓関係がさらに悪化する可能性もある。

いささかどこの国の新聞かという印象を否めないが、それはさておくとして、何とかして韓国との関係を成熟した、大人の国同士、先進国同士の付き合いにしたいものだ。

私の耳にはこんな話も入ってきた。真偽は判らない。「バンキムン国連事務総長は任期終了間際または他の、韓国にとって最も都合のいい時期に、国連本部の中庭に<平和を祈る少女の像>として例の彫像を設置する案を持っている」。

日韓両国は引っ越しできない隣国である。たがいに自重し、しっかりとした紐帯を築くことが両国と東アジア、ひいては世界の安定と発展にとって、甚大な貢献となると確信する。

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