国旗のある風景 – こんなチラシを見かけました

恥ずかしながら、今週末3日は、混声四重唱のCD収録なのです。門脇さとし作詞、長森かおる作曲「無言館」という曲集で、「ももたらう」というプロの混声トリオに加わり、「例外的チンピラ」、別の名を「怖いもの知らず」としてバスパートで出演するのです。

無言館は言うまでもなく長野県上田市にある戦没画学生の遺作を納めた美術館。門倉さんの詩は読むだに涙に誘われます。私は全12曲収録するうちの「無言館」「1枚の絵」そして「少年の星」の3曲を歌い、「戦死」という朗読ピアノ演奏曲で、朗読を担当します。

これでもソロでは紀尾井ホールほかで何度も歌ったことがあり、海外公演も経験していますが、重唱というのは未経験で、ましてプロに混じってというのは大変なものだとつくづく分かりました。

生録は講演でも公演でも経験があるのですが、初めから収録というのはこの歳にして初体験。なんとスタジオを12時間も使って、何度もやり直しながら、質を高めてゆくのだそうです。正直言って「それって音楽なの? 音楽って聴衆とともに作ってきたものじゃないの?」という疑問はあります。でも、CDはCDとしての高い役割もあるわけで、素人が分かったような口を利いてはいけません。

もう7、8回、練習しました。ピアノは作曲者の長森先生です。作曲者の意図の微妙なところが理解できない、練習中の楽譜の変更になかなかついて行けない、プロたちの常識がよく通じないなどなど、このド素人はせめて練習に遅刻しないでということだけを心がけてきました。

都内での練習のほか最近はソプラノの鶴岡 恵さんの本拠地?横浜のみなとみらいホール練習室にも何度か通いました。そこで、見かけたのがこのチラシ。オーストリア、フランス、スペインの領土に国旗をよく当てはめています。ただ、日本の「浜辺の歌」「初恋」「城ヶ島の雨」も演奏されると書いているのに、その国旗が出ていないのは寂しいですね。

ところで、「ももたらう(+1)」、収録を前に8月1日には13:30から横浜の「ひまわりの里 上大岡」での第17回ピースフェスタという催事で2、3曲出演し、また、15日には14時15分から、東神奈川の「かなっくホール」で歌います(詳細は添付のチラシ参照)。プロというのはこの間に、練習と指導とその他いろいろ、偉いものだとただただ恐れ(怖れ、畏れ)おののいております。

そうそう、肝腎なCDのPRを忘れました。10月までには出そうですが、1枚2,000円、もちろん私に申し込んでくだされば、「あるとき払いの催促なし、送料当方負担」でおくらせていただきます。お申し込みは、fukiura@eri-21.jpへ。

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