『星に願いを、月に祈りを』(中村 航)②

マーシャルの国旗には24本の光芒がある白く大きな星が1つ登場している。

お詫びして訂正という話。

国旗検定を初級、中級、上級と全部あっさり突破されたS.Oさんという主婦の方から、拙著『世界の国旗ビジュアル大事典』(学研)で、マーシャルの国旗の星を太陽と誤記していることが指摘された。校正ミスをご寛恕ください。

24本の光芒を持つ星は、マーシャルの24の地区を表している。星の光のうち4本が長いのはキリスト教の十字架を表すもの。

この24本の光芒というのは世界の国旗で最多である。英語では24 pointed starでいいのだが、日本語では24稜星な。☆はしばしば五稜星、五角星などと呼ばれるが、どうも英語のほうがぴったりくるような気がする。

マーシャル諸島の国旗は、1979年5月1日に制定された。縦横比は10:19、アメリカの「星条旗」と同じだ。アメリカが軍事、外交など国家主権のかなりの部分を握っているから両国旗を併用することも多いためではないか。

他の周辺太平洋諸国は他の縦横比はパラオは5:8だが、ミクロネシアの国旗は、マーシャル同様、10:19である。


パラオの国旗

国旗のデザインはマーシャル諸島の地理的位置を示している。白とオレンジ色の斜線は赤道を示すものだが、右上がりに幅広になっているのは、国が次第に発展していくことを表わしている。それとともに、マーシャル諸島の2つの島の列、ラタック列島とラリック列島を表す。さらにこの2色は、勇気と平和を象徴している。青は太平洋を示し、旗面の星の位置はマーシャル諸島が赤道から少し北に位置していることを示している。

朝日新聞は7月1日付でこれらの島々に、今、中国が大規模に進出を図っているという報道している。


米国の「星条旗」と併掲されるマーシャルの国旗。
2013年5月、遺骨収集団撮影。
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