大相撲の四本柱と同じ色の国旗は?

大相撲名古屋場所はいよいよ終盤。しかし、横綱・日馬富士と大関・稀勢の里の二人は9日目にして3敗。特に久々の日本人横綱の誕生かと注目されていた稀勢の里は今場所も大方の期待を裏切った。どうもこの力士、精神面がめっぽうふるわないような気がする。およそ「この一番」というときに勝ったという記憶がない。これで今場所終了後も、国技館の優勝力士額は32枚とも外国人出身力士の雄姿であることには変わりあるまい。むしろ、今場所から秋場所にかけてはまた白鵬の連勝記録が注目されよう。


イラストは日本相撲協会とGooの共同制作HPより

そんな中、栃木県在住のYくんという小学高4年生から質問メールがきた。文体からおそらく保護者の方が送信してくれたのかなともおもうが、それはそれでいいと思う。国旗が親子の対話を促進してくれるからだ。

「かつて大すもうには4本の柱がどひょうのわきにたっていたそうですが、それはどんな色でいまはどうなっているのですか。また、4本の柱には4色のなにか布のようなものがはりつけられていたそうですが、その4つの色のこっきはどこの国ですか?」。

Y君、おこたえしますね。キミはすもうが大好きなのですか? 自分でもすもうをしますか? おじさん(おじいさん、つまり私)が小学生だったころには、毎日、かならずといっていいほど、みんなですもうをやりました。おじさんがさいしょにファンになったのは
北海道出身の大関・名寄岩(なよろいわ)と、おじさんのふるさと秋田県出身の照国(てるくに)という横綱です。

ところで、今から60年ほど前の1952(昭和27)年、大ずもうでは四本柱を四つの房(ふさ)に変え、その上にあった屋根をつり屋根にしました。四本柱には青、赤、白、黒の四色の布がそれぞれまいてあり、春夏秋冬、四つの季節と古くから中国で天にいるといわれた四つの種類の獣(けもの)を表わし、全体で、いろいろなこくもつが豊かに実ることを祈っていたのです。しかし、大すもうを見に来たお客さんたちが取り組みが見やすくなるようにということと、力士の安全上から、柱をとりのぞいたといわれています。

四本柱には清めの塩とちから紙もぶら下げられていましたが、これは、うら正面側のどひょうの下に置かれました。

4色の房は、
◯正面東側(東北)は青房。東の守り神である青龍神であり、春を表します。
◯向正面東側(東南)は赤房。南の守り神・神(赤い鳥)であり、夏を表します。
◯向正面西側(西南)は白房。西の守護神・神であり、秋を表します。
◯正面西側(西北)は黒房。北の守護神・神(黒い)であり、冬を表します。

青龍・朱雀・白虎・玄武は、土俵の守りとされ、これらは7世紀につくられた高松塚古墳の壁画にも描かれています。


南スーダンの国旗

さて、おたずねの国旗ですが、この4色だけの国旗はありません。この4色をふくむ5色の国旗でしたら、アンティグア・バーブーダというカリブ海の小さな島国、6色の国旗なら南アフリカや南スーダンの国旗ということになります。

ちなみに、南アフリカと南スーダンの国旗は6つの色をつかっています。これは1つの国旗でいちばん、色のかずの多い例です。

ところでYくん、キミはだれをおうえんしているのかな?

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