「また太陽を見られるとは」 – バングラデシュでの生還女性

これが今日の朝日新聞国際面トップの見出し。

1,000人を超す死者を出した倒壊ビルの下で16日間耐え抜いて5月10日救出された18歳の女性・レシュマさん。まずもって生還をお祝いしたい。

「周りに食べ物と水のボトルがいくらかあった。でも、最後の2日間は何も食べていなかった。また太陽を見られるとは思っていなかった」と地元TV局の取材に語ったという。

バングラデシュは基本的に農業国、年4回も稲作ができる。実際には農地をいためることから3回が普通だ。近年、ヨーロッパのブランド衣料品の縫製をはじめとする衣料雑貨の製造で急速な経済発展を続けている。

レシュマさんもそうした作業に従事している際に、ビルの崩壊事故にあった。

それにしても繰り返すが基本は稲作やジュート(麻)、紅茶などを主体とする農業国家。太陽の恵みだ。水はヒマラヤの南北を水源とするガンジス、ブラマプトラの両大河であまるほどある。

「また太陽を見られるとは思っていなかった」の一言に、太陽と農業を表すバングラデシュの国旗を思い浮かべた私だった。

バングラデシュと私はの関係については既述しているので、省略する。詳細は拙著『血と泥と― バングラデシュ独立の悲劇』(1973年、読売新聞社)参照。

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