フィリピンとマレーシアが領土紛争

産経新聞2月20日付によると、ス-ルー王国の末裔たちがフィリピン南部ミンダナオ島から、マレーシアのボルネオ島北部サバ州に不法上陸した、旧スールー王国の承認と、マレーシアの領土となっているサバ州の返還などを求めているという。


2009年9月27日、フィリピンの国会は、フィリピン南部のムスリム(オスラム教徒)がスペイン植民地時代にも屈服しなかったことに敬意を表し、光条を1本増やして9本とする議案を可決したが、2012年2月現在、未だ変更されたデザインは発表されていない。

マレーシアの国旗。1965年にシンガポールが離脱後も国旗は変更されず、14本目の光条は首都クアラルンプールを表わすと説明している。

米国による併合までのスールー王国の国旗

今回上陸した400人の一部が武装しており、治安部隊に包囲されている状況のようだ。「サバ州をめぐり両国は、15世紀に成立したとされるイスラム教国「スールー王国」の歴史に根ざす領有権問題を抱えており、事件は棚上げ状態の争いに再び光をあてている」とシンガポールから青木特派員が伝えている。

15世紀半ばに、フィリピン南西端のスールー諸島を中心に成立したとされるこのイスラム王国の領土は、確かに現在のサバ州にも及んでいたと思われる。その後、スペインによる占領時代などを経て1897年、フィリピンが米国に併合されると、いっしょに米国の支配下になり、王国時代は終焉した。

目下のところ双方に言い分があるようで、事態は簡単には片付かないようだ。引き続きフォローする必要がありそうだ。

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