アルジェリア事件での犠牲者の柩は国旗で覆うべきだった

アルジェリア南東部イナメナスで起きた人質事件に巻き込まれ、死亡が確認された皆様の御霊に謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします。みなさんは日本の「企業戦士」として危険を顧みず異国で勤務し、どんなにか悔しい思いで最期を遂げられたかと思うと、胸が締め付けられる思いがします。合掌

日本人10人のうち9人の遺体(及び無事だった7人)を乗せた政府専用機が25日午前7時前、羽田空港に到着しました。


産経新聞(1月26日付)

政府専用機。TBSテレビによる生中継の画像から。

左下はスタジオでのコメンテータ森本敏前防衛大臣。
この日はこの後、私が主宰するユーラシア21研究所にお越しくださり、昼食をともにし、まずは今回の事件について、そして尖閣諸島問題をはじめ、日本の外交・安保をテーマに数人で話し合った。

政府専用機は垂直尾翼に大きく「日の丸」を描いた、航空自衛隊の輸送機であり、こういう場合に自衛隊員が操縦して海外に行くことにはだれからも苦情が出ないのは当然です。任務、まことにご苦労様と申し上げます。

ただ、何とも残念なのは、むしろ、柩(棺)の覆い方なのです。今回のやり方はまるで何かの荷物という扱いではないでしょうか。

私は難民を助ける会の創立当時から幹部としてかかわってきましたが、悔やんでも悔やみきれないこととして、アフリカで数人の仲間を喪ったことです。劇症マラリアや交通事故が原因です。現地で雇用したリーダーもいますが、日本人も3人いますし、成田でお迎えし、難民を助ける会の団旗で覆い、VIPルームに仮設の祭壇を設けて本部の役職員が揃って花を手向けた。

1年余り前、同会はトルコの地震被害者への支援に赴いていたメンバーを余震で喪った。宿泊していたホテルが倒壊したのでした。トルコ政府はこれ以上はないという丁寧な対応をし、棺は「日の丸」で覆われるという扱いを受けました。これが国際社会では常識です。

日揮が気を回せなかったのか、現地の大使館、羽田空港、航空自衛隊がその辺りは職務外とでも考えたのか、残念でならない。再合掌

メニュー