イチョウ黄葉、今が最高です – 東京都のシンボルマーク

ほとんど日本でしか盛んでないものって、ご存知ですか?

パチンコ、競艇、ママさんコーラス、駅伝。もちろんほかにもあるでしょうが、この3つって本当です。

ところで、イチョウも日本にしかないと、ある故人から聞いていましたが、中国の今の安徽省宣城市付近に自生していたものが、11世紀初めに、当時、北宋の都があった開封に移植され、そこから、中国各地や日本に広まったもののようです。

日本には、平安後期から鎌倉時代にかけてもたらされたもののようで、「1323年に当時の元の寧波(ニンポー)から日本の博多に航行中に沈没した難破船の調査において銀杏が発見されている」とウィキベディアにはあります。

しかし、ヨーロッパではいったん死滅したものの、1693年、ケンペルによって長崎から再び持ち込まれて広まり、今日ではさらに、北アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアでも植栽されるそうです。

それでも東京都のシンボルマークとして、1989(平成元)年に緑のイチョウが採択されています。


東京都の紋章

東京都のシンボル

1889(明治22)年以来の、東京の発展を願い、太陽を中心に6方に光が放たれているさまを表し、日本の中心としての東京を象徴している紋章より、イチョウのほうがポピュラーなようです。明治神宮外苑前のイチョウ並木もいいですが、最近では復活した東京駅の前から馬場先門までのイチョウ並木は皇居を借景に、両脇のビルにもはえて、最高です。

イチョウは水分が多く燃えにくいことから防炎の役割として、また丈夫で樹齢も長い(日本で最高齢のイチョウは長崎県の対馬にある『琴の大銀杏』で樹齢1500年)ことから街路樹として植えられることが多いのです。ギンナンができることでもわかるように雌雄異株で、雄のイチョウは1km先からでも精子を飛散させます。またその葉は焚火をしようにもなかなか燃えず、放置しても腐葉土にもなりにくい。それほどに強い生命力を内部に湛える樹です。しかし実は、このじんわりしか燃えないイチョウが、焼き芋を焼くには丁度よかったりするのですが、さすがに都心の道端ではそんな風景はみかけませんね。

閑話休題。イチョウのシンボルマークは、東京都の頭文字「T」を中央に秘め、三つの同じ円弧で構成したものであり、色彩は鮮やかな緑色を基本とするもので、東京都の躍動、繁栄、潤い、安らぎを表現したものなのだそうです。

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