カレン族とミャンマー政府の和解なるか


カレン民族同盟(KNU)の旗

椿小学校の廊下には全国連加盟国の国旗が掲示されている

ミャンマーの国旗も掲示されているのがいい

ミャンマー(ビルマ)の反政府運動政治組織カレン民族同盟(KNU= Karen National Union)は、反政府武装組織としては最大の規模を誇り、カレン族約10万余人が難民となってタイとの国境を越えてキャンプ生活を送っているが、その一方、国境地帯に解放区・コートレイ(Kawthoolei)を築いている。ミャンマーは1948年、ビルマの名でイギリスから独立したが、カレン族はそれ以来60年に及ぶ敵対関係を続けてきた。その軍事部門としてカレン民族解放軍(KNLA)を結成している。

その中には、高部正樹らの日本人志願兵が所属していた。2001年5月には戦死した3人の日本人義勇兵を記念する碑が建てられた。碑文には「カレン民族独立を志し、少数民族の人間としての尊厳のために、青春の情熱と命を捧げた日本人自由戦士 ここに眠る」と刻まれているそうだ。

激しい武装闘争を展開しつつも、KNUはミャンマーの軍事政権(国家平和発展評議会)との間で和平交渉を継続していた。その結果、2012年1月12日に一応の停戦合意に至った。その背景には経済制裁解除のための条件として米国等がミャンマーの民主化と少数民族との停戦を挙げており、テイン・セイン大統領のもとで軍事政権が大きく方針を転換したことを受けたものである。

カレン族の代表は現在はビルマ連邦国民評議会に参加している。しかし、KNLAの国軍との統一など、全面的な若い達成まではまだまだ時間がかかるように思う。

先日、私は三重県鈴鹿市立椿小学校を訪問する機会がありました。英語を必修にしているこの学校はなかなか国際理解教育に力を入れており、特に国旗理解に努めていた。

そしてこの学校には、日本が一昨年から始めた、ミャンマー難民の第3国定住に協力し、カレン族の子ども5人(2家族)が在校している。さまざまな課題を克服しながら、地域の人たちと椿小学校では懸命にこの子どもたちの生活を支援し、教育にあたっている。

日本社会が試されているような気がしてならなかった。

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