国旗のある風景41 – お、おーっと!国旗が逆さまだぁ!


メキシコの国旗

私が主宰するユーラシア21研究所(東京・赤坂)の周辺にはなんとも美味しいレストランがたくさんある(みたいな)のです。

なんとも無粋な私はインド、フランス、イタリアなどを、どちらかといえば敬遠し、お刺身、焼き魚、豆腐といった古典的和食(といえばかっこいいですが、要するに定食屋やお好み焼き屋)の常連ですが、わがスタッフたちは、人生の(毎日の)楽しみは昼食にありという感じで、あちらこちらを開拓しています。

そうした一つにこのメキシコ料理の店。「たまには気分を変えたら」と誘われるまま、10月17日についていったのですが、国旗が逆さま。これだけで、私は敬遠。すぐ脇の居酒屋でサバの塩焼き定食と相成りました。

ところで、メキシコの国旗の中央の紋章は「ワシが、ヘビをくわえて、湖沼のほとりのサボテンに止まっている所に出会ったら、そこに都を築け」というアステカの伝説に由来しているのです。

1810年、スペインに抗するイダルゴ神父らによる革命軍は、白青赤の縦三色旗を用いていましたが、1821年2月の「イグアラ宣言」で独立が達成された時には、右から左に斜めに区分された白緑赤の旗でした。

その直後、イトルビデが権力を掌握して皇帝となり、緑白赤の縦三色旗の中央に、冠をかぶったワシを描いた旗を制定しました。

イトルビデの失脚後の1823年、議会はそれを、今とよく似た紋章に変えました。

その後、一時、冠がつきましたが、1937年に現在の形になりました。紋章を囲む輪が一時、上まで伸びていたこともありましたが、今では半円形です。

白はカトリック教会と宗教の純粋性を、緑は独立を、赤は国内の諸民族の統一を表わしています。

紋章がないと、イタリアの国旗と同じになってしまうので、他の中南米諸国等の国旗のように、民間では紋章を取り除いたものを使うというわけにはゆきません。

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