同じ国旗の国がある!① モナコとインドネシア

ロンドン・オリンピックはテレビで見たでしょう?

204もの国と地域が参加し、日本もたくさんメダルを取りましたね。

でも、気づいたかなぁ、その中に同じ国旗があったことに。


モナコの国旗

インドネシアの国旗

まず、モナコとインドネシアです。

実は、モナコのほうが国旗としては古いのです。赤と白は少なくとも1339年にはグリマルディ家の色となっていました。

1881年に国旗として制定され、モナコが国際的に独立国と見なされるようになった1938年には、このデザインの旗は少なくともヨーロッパではモナコの国旗として認められていました。

一方のインドネシアの国旗は、これも古い歴史があるとインドネシアでは言われています。

インドネシアは400年近くもオランダの植民地でした。ですから、オランダに勉強に行っていた人たちもたくさんいて、その人たちによる「インドネシア協会」という団体が、1923年にこの協会の旗としてこれを用いたということです。

ただ、そのときは旗の中央に水牛の頭の部分が描かれていました。

1928年5月、オランダに留学していた人たちがインドネシア国民党を結成しました。その時に党の旗として採用されたもののも牛が描かれていました。第2次世界大戦で、日本はインドネシアにいたオランダ軍と戦って勝利しましたが、最終的には1945年8月15日に連合軍に敗れました。インドネシアはこの日に独立し、2日後、この赤と白の二分旗を正式に国旗として採用したのです。

モナコが同じ旗を採択してはこまると、クレームを付けましたが、インドネシアはこれを無視し、現在までこの国旗に変わりはありません。インドネシア政府の資料によれば、このデザインは13世紀から始まったマジャパヒト王朝の時にまでさかのぼることができる古いもので、16世紀のマタラム王朝のころには祝いごとがあるとこの旗を掲げる習慣があったということです。

インドネシア国旗の赤と白は太陽と月、男性のエネルギーと女性の純潔、また、赤は自由と勇気を、白は正義と純潔を、さらには、赤は勇気と情熱を、白は真実と聖なる心を表しているという説明もあります。

2つの国旗の盾と横の比率(縦横比)はモナコが4:5、インドネシアが2:3ですが、国連やオリンピックではすべての国旗を同じ比率にするように決めていますので、ロンドン・オリンピックでもまったく同じ国旗でした。

ロンドン・オリンピックで同じデザインの国旗、もう一組あったのですが、それは次回に。

インドネシア国内では “Sang Merah Putih” と表記される。Merah Putih が「紅白」を意味し、赤は勇気と情熱を、白は真実と聖なる心をあらわす。Sang はヒンドゥーの神や王、英雄の名前など、尊敬の対象となるものの前に置かれる敬称である。

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