甦るか、シリアの国旗


1980年以来のシリア国旗

1932~58、61~63年までのシリア国旗。
反政府軍が掲げている

日本の政治にはもう皆さんもうんざりしているかと思います。かつて、竹下登首相は「歌手一年、総理二年の使い捨て」と言っていました。それが今では、AKB48は知っていても、内閣総理大臣の名前を正確に知っている若者は、驚くほど少ないのです。

無理もありません。「総理1年の使い捨て」なんですから。

それでも、国民の生命に別条はありません。もちろん、拉致された方々や地震や事故に遭われた方には心から同情しますが、それでも世界に目を向けて一般的に言えば、日本の社会は限りなく安全です。

ところが、中東のシリア、この1年ほどで、もう何万人が政府によって殺害されたかわかりません。

シリアはイラク、アフガ二スタン、カンボジアなどとともに、何度も何度も国旗が変更になった国です。

さてはて、ロシア、中国の拒否権の行使により機能不全に陥っている国連、アサド現政権を陰で支援している隣国イラン、結構近代的な武器を持っている政府軍…反政府軍は昔の国旗を掲げて奮戦していますが、見通しは立っていません。悲劇が果てしなく続いているという印象です。

多国籍軍による軍事介入のまえに、どこかに名伯楽でもいて、アサド政権に一定の領土を分割でもして与えて休戦するとか、そんな奇策は成り立たないのでしょうか。さる中東専門家とそんな立ち話をし、「もしかしたらそうなるかも…」と妙に納得しあって別れました。

それにしても、尖閣諸島の問題1つとっても国難のこの時期に、代表選だの総裁選だのとお祭りをやっている日本政治。これなら1年の「使い捨て総理」もやむを得ないのかもしれません。

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