「龍(ドラゴン)の国」は「幸せの国」①


2006年に就任したジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク第五代ブータン国王。
2011年の来日時には日本人に「幸福」とは何かを考えさせた。

ブータンの国旗

ブータンって知ってますか? ヒマラヤ山脈の南、ネパールの東にあって、インド、中国と国境が接しています。面積は九州と同じくらい、人口は70万人ですから、東京の世田谷区よりも少ないです。

ブータンのワンチュク国王とペマ王妃(おうひ)は2011年10月13日にブータン西部のプナカという町で結婚式を挙げました。その約1か月後、新婚旅行で日本を訪れ、天皇皇后両陛下とお会いしたほか、被災地を訪問するなどし、各地で歓迎されさわやかな印象をのこしました。

ブータンの国旗は龍(竜)、プロ野球・中日ドラゴンズのドラゴンです。龍は実際にはいません。想像上の4本足の動物・怪獣(かいじゅう)の1つです。日本では「ゴジラ」をはじめ、さまざまな怪獣がうまれ、人気をかちとっていました。しかし、アジアばかりではなくヨーロッパでも怪獣は、おもにドラゴンとよばれ、想像上の動物として人気です。グルジアやロシアの伝説にもでてきます。イギリスの西部にはウェールズという地方がありますが、その旗にも翼(つばさ)の付いた動物がドラゴンとして描かれています。


ウェールズの旗

ラファエロの「ゲオルギオス」。
龍を退治している伝説による。

モスクワ市のマークにも龍を退治するゲオルギウスのようすが。

この青いのが中日ドラゴンズのマスコット、シャオロン。「小龍」の中国語読みです。ですから、これなかわいいすがたでも龍なんですってさ。1997年に生まれましたが、2000年には妹か友達かはっきりしないパオロンが生まれました。こちらは「宝龍」の中国語読みです。ぜんぜん、強そうでもこわそうでもないですが、かわいいですね。


シャオロンとパオロン

恐そうなのを見てみましょう。

2012年、東京・上野の国立博物館で「ボストン美術展」が開かれました。そのとき、もっとも注目された1つが曽我蕭白(そが・しょうはく)という絵師(えし=画家)の「雲龍(うんりゅう)図」でした。江戸時代中期の宝暦(ほうれき)13(1763)年、蕭白が34歳の時に描いた作品です。


「雲龍図」(全体)

上の襖絵(ふすまえ)の中心部分(どこの部分かわかるかな?)

やっぱりブータンの話がいいですね。王様とおきさき様の結婚直後の写真です。幸せいっぱい!

龍の国旗の国・ブータンの人たちにも、そして私たちにもその幸せのおすそわけを!!

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