国旗のある風景36 – 特番:ロンドン五輪、選手村に星条旗見当たらず

ロンドン五輪の大きな課題はテロ対策でした。このためミサイルや戦車まで動員したのですから、緊張の大きさが解ります。

とりわけテロの対象になりやすいのは米国チームかと見られていたこともあり、開会式を翌日に控えた7月26日付毎日新聞は、ロンドンの川崎桂吾記者のこんな記事を掲載しています。

五輪開幕を27日に控えたオリンピックパークの選手村で、各国の選手らが一斉にベランダなどに国旗を掲げる中、米国の星条旗が外部から見当たらない状態が続いている。国旗を掲げるのは五輪ムードを盛り上げ、村内の目印にもなるとして広がった習慣だが、米国オリンピック委員会(USOC)の関係者は毎日新聞の取材に「(テロの)ターゲットになることを避けるためだ」と述べ、苦渋の判断を明かした。

五輪会場への玄関口であるストラトフォード国際駅を出ると、期間中に約1万6000人の選手や役員が滞在する選手村が見える。11区画あり、それぞれに宿泊棟が建ち並ぶ。

ロンドン五輪組織委員会によると、各国の選手や役員らが個々に判断しているもので、特段の取り決めはない。だが、星条旗は見当たらない。USOCは24日、取材に「建物の中庭には掲げている」とする一方、外から見える位置に掲げていないことを明かした。幹部の一人は「世界情勢も考えてのこと」と話し、テロ警戒の一環と認めた。

ちなみにこの写真で見ることができる国旗は左から、ベルギー、ルーマニアあるいはチャド(両国旗は同じデザイン)、アルメニアでしょうか。

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