英国旗手放さず人気上昇 – ロンドン市長のジョンソン氏

7月27日から8月13日までのロンドン五輪、さまざまなハプニングがありましたが、その1つは1日に五輪を祝うビクトリア公園でのパーティーにサプライズ登場しようとしたボリス・ジョンソン・ロンドン市長が、途中で宙づりになったことでした。

スーツ姿にヘルメットという同市長は両手に英国旗「ユニオンジャック」を持ちながら、空からの登場を試みました。スムーズに滑り出しのですが、途中でワイヤーが止まり、宙づりに。地上にいる記者らに対し大声で「はしごを持ってきてくれ」などとジョークを飛ばしていました。

その後地上に降ろされた市長は、「空につり上げられる体験は素晴らしかった」とコメントする一方で、「ずっと空中にはいたくないけれど」と述べて笑わせていたようです。

もっとも、この騒ぎの直前、英与党保守党の支持者を対象に行われた世論調査で、デービッド・キャメロン首相が退陣した場合の後任として、ジョンソン氏が支持率でトップとなっていたのでした。

7月30日に発表された世論調査は、英紙インデペンデントが調査会社に委託して実施したものです。それによると、保守党の支持者1,419人から回答を集めた結果、ポスト・キャメロンの第1候補として、回答者の32%がジョンソン市長を望むと答えたのです。

その一方で、3年後に行われる予定の次期総選挙を率いる党首としては、回答者の半数が今のキャメロン首相を望むと答えています。ですから、この数字だけで判断するのは早すぎ、これからの展開でどうなるかわからないというべきでしょう。

ジョンソン市長は、自身が首相となる可能性は低いとしており、6月の米人気トーク番組「レイト・ショー・ウィズ・デビッド・レターマン」出演時には、「オリーブとして生まれ変わるのと同じくらい」という巧妙な表現でその可能性は低いと述べています。

それにしても、両手に国旗を持ったままの姿、そしてロンドン五輪の閉会式では、次期開催都市であるリオデジャネイロの市長にしっかりと五輪旗を渡す様子が映像で世界に流れました。この市長の人気は確かに高まりそうで、国際政治上からもこれからは目が離せない存在になりそうです。

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