「独島は我々のもの」 – 五輪精神への恥ずべき侮辱

ロンドン五輪サッカー男子の3位決定戦で、日本を破って銅メダルを獲得した韓国代表の朴鍾佑(パク・チョンウ)選手が、竹島(韓国名・独島)の領有を主張するメッセージを掲げた問題で、「ドクドウンウリダン(独島は我々の領土)」と書かれたボードを掲げたことは、五輪に政治や宗教を持ち込まないとする精神を侮辱する行為である。

毎日新聞のこのここ数日の報道を中心にその後の動きをみると、このボードを作成し、朴選手に手渡したとみられる男性は試合中、毎日新聞の取材に応じ、李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島上陸に賛同すると応え、その一方で「日本への敵対心はない」と話していた。

この男性は英国の大学で学ぶ27歳の韓国人。試合後半の開始後、スタジアム内を歩いていた。手作りのボードについては、少し答えをちゅうちょした後で領土問題について書いたと説明した。ただし「大学には日本人の友人もいるし、日本に対する敵対心はない」と語った。

朴選手は11日夜の表彰式を欠席した。国際オリンピック委員会(IOC)は韓国オリンピック委員会に出席させないよう要請していた。

韓国代表の関係者は「本人は『大きな意味を持たずに掲げた』と話している。メダルがどうなるかは聞いていない」と語った。五輪憲章は競技場などでの政治的、宗教的活動を認めておらず、朴選手の行為は五輪憲章に抵触する可能性がある。

13日の毎日新聞電子版によれば、<IOCのジャック・ロゲ会長は12日の記者会見で、朴選手へのメダル授与についてIOCが今後判断を下すとの見方を示した。また、国際サッカー連盟(FIFA)も朴選手に対する懲戒処分を検討する手続きに入っており、9月に結論が出るという>。

勧告選手団は他の競技でもしばしば過剰なナショナリズムで行動し、国際社会の顰蹙を買っている。IOCには、この際、一罰百戒を期待し、韓国のみなさんには国際的に通用する成熟度の深化をする。

断わっておくが、私は韓国が大好きな人間である。私にとって最初の外国が韓国であり、その後、何十回も訪問し、友人もたくさんいる。11月にも「東京に韓国人老人ホームをつくる会」の理事として木浦(モッポ)を訪問する。そんな私が「大好き隣国」のために、あえて苦言を呈する次第である。

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