ロンドン五輪組織委、韓国と北朝鮮の国旗を誤用


大韓民国(韓国)の国旗

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国旗

本来は右の形で映し出されるべきものを左のように、韓国旗を出してしまった。

ロンドン五輪のさなかであるが、私は7月24日から先ほどまで、札幌、根室、国後島、羽田空港で宿泊、松山と旅に出て、開会式を始め、ほとんどテレビ観戦も出来ていない。

そんな私に、松山の友人が、「組織委が韓国と北朝鮮を、間違えてトラブルを起こしましたね」と教えてくれた。1964年の東京五輪で、国旗の仕様書作りから掲揚までを担当したものとして、ロンドン大会組織委の「後輩」の責任の大きさもわかるし、同情も禁じえない。「ハタではわからぬその苦労」なのである。

読者のみなさんは先刻承知のことだろうが、ロイター、韓国の中央日報、日本の読売新聞、共同通信などのさまざまな報道をみると、こういうことがあったようだ。

7月26日(日本時間)にスコットランド・グラスゴーで行われたロンドン五輪女子サッカーG組予選の北朝鮮-コロンビア戦で、試合前に韓国国旗である「大極旗(テグキ、韓国の国旗)が大型スクリーンに表示される手違いが発生。北朝鮮の選手たちが猛抗議し、ピッチから引き揚げる一幕があった。北朝鮮の女子サッカー選手たちは抗議の意味で競技場への入場を拒否し、試合は予定時間より1時間5分遅れて実施された。

これについて、北朝鮮のIOC委員、チャン・ウン氏はロイターテレビに対し「当然ながら北朝鮮の人々は憤慨している。選手が金メダルを獲得した際、横に違う国の旗が表示されていたらどうなるか」と憤りを示した。

IOC側はこれを「人為的なミス」と説明し、再発防止に向け手を打ったとしているが、チャン・ウン氏も同様の事態が二度と起きないよう手だてを講じるべきであり、「これは外交上非常に重要な責務だ」と語った。

組織委はすぐに北朝鮮選手団に謝罪の意を伝えた。 キャメロン英首相も開幕前日のインタビューで謝意を表明し、再発の防止に最善を尽くすと約束した。

ちなみに、この試合、北朝鮮女子サッカーはコロンビアを3-0で破ったが、28日の第2戦ではフランスに0-5で敗れた。

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