息子の演技中は「日の丸」で顔を覆っていた内村選手の母

体操男子総合優勝した内村航平選手のすばらしさについては今さら私ごときがとやかくいう必要はありません。大変なプレッシャーの中、本人、家族、大学、etc. さまざまな要素が集積してこのすばらしい結果を出したのだと思います。

ところで、中国はどうしてオリンピックをかくまでも国威発揚の場にしなくてはいけないのでしょうね。体操競技にしても、ここの種目の「専門家」を養成すれば金メダルの数が増えるからなのでしょうね。「総合」では最多でも1つしかもらえませんが、種目別なら鉄棒、あん馬、吊り輪、平均台、床運動、跳馬と最多で6つももらえるのですから。

それにしても、女子バドミントンで無気力プレイをして失格となった中国、韓国、インドネシアには呆れますね。決勝進出が決まれば自国チームとあたらないようにするとか、疲れないようにするといった手抜きは、五輪精神を侮辱する、いかにも「中国的価値観」にほかなりません。

読売新聞が8月3日の朝刊で「内村 千金の決断」として「プライド捨て大技封印」したのとはワケが違います。この決断はまさに「千金」であり、「総合」での優勝は「千金の金」だと思います。

ところで、8月2日の朝日新聞の夕刊は「母への感謝 花束で届けた」という記事と写真は感動的ですね。


表彰式の後、母親の周子さん(左上)に花束を投げる内村航平選手

他のメディアの報道も総合すると、内村選手のお母さんは競技が始まると、応援メッセージが書き込まれた「日の丸」で顔を覆い、息子の演技をみることが出来なかったというのです。

以下は、その朝日新聞の記事(写真も)です。

苦しみの末に、栄光が待っていた。1日にあった体操の男子個人総合。内村航平選手(23)がつかんだ金メダルに、母が、友が、そして日本中がわいた。

「こうちゃーん」。一番高い表彰台に立つ息子に、母・周子(しゅうこ)さんが声を張り上げた。にっこり笑って金メダルを掲げる内村選手。「いい笑顔だった。満足できたんだな」。つられて母の表情も晴れ渡った。

全日本ジュニア優勝、北京五輪の銀メダル、世界選手権3連覇――。階段を駆け上がる姿を、スタンドから見守ってきた。ただ、競技が始まると見ていられない。「落ちて骨折しないか。心臓が飛び出しそうで」。この日も応援メッセージ入りの日の丸で顔を覆った。

夫婦で始めた体操教室が内村選手の原点。一番近くで見守ってきた息子は高校進学と同時に親元を離れた。たまに電話があると、うれしくて舞い上がる。「切るまい、切るまいと話題を考える」。親であり、熱烈なファンでもある。

「一番の声を出して、一番の応援をする」。そんな母の思いを受けて、日本のエースは結果を残した。「試合でじかに受けてパワーが出た。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」。母を思う、優しい表情だった。表彰式で受け取った花束は、スタンドにいる母へ投げ渡した。

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