ロンドン・オリンピックに約200カ国が参加

ロンドン五輪開会式まであと10日をきった。1964年の東京五輪を組織委の最年少職員として経験したものとして、開会式10日前というあの頃を思い出さずにはいられない。

渋谷の岸記念体育館にあった組織委事務局には原宿駅から歩いて8分くらい。国立第1、第2の室内競技場がまだ閑静仕切ってはいなかった。

「間に合うんでしょうね」という私の不安な声に、同じ式典課の森西栄一係長が「これでちゃんと間に合わせるのが日本人の特技なんだよ」と言っていたが、まさにその通りになった。国立競技場の電光掲示板など、開会式当日の朝までかかって、永田さんという競技部の専門家が修理を終えた。

東京オリンピックに参加したのは94の国と地域。今度のロンドン・オリンピックにはそれが約200になる見通しだ。ソ連や旧ユーゴスラビアのように分裂して国数が増えたし、その後独立した国も多数だからだ。

204の国と地域から、それぞれの国内オリンピック委員会 (NOC) による選考を通過した選手が出場を予定している。以下はウィキペディアに掲載された出場予定国(地域)。少なくとも1名以上の選手を今大会に出場させることを決定したNOCの一覧である。2012年6月25日時点で、出場資格を持つ選手を少なくとも1人以上有している国および地域の数は197。

この表によると、193の国連加盟国でロンドン・オリンピックに参加しない国は、南スーダンのみか。また、澳門(マカオ)、パレスチナ、西サハラはIOCそのものに入っていない。

出場国

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