ペルー国旗物語② – ビクーニャってなんだ?


ペルーの国旗

ビクーニャ(ウィキペディアによる)

「動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱獣亜綱真獣下綱北方真獣類ローラシア獣上目鯨偶蹄目ラクダ亜目(核脚亜目)ラクダ科ビクーニャ属ビクーニャ」、これがペルー国旗の紋章の中に描かれている動物の分類学上の表記です。私のような素人でも、これでどういう動物か、大体想像できますから、やはり学問は大事だなぁと妙に感心しました。

上野動物園にはきっといるだろうと思い込んで、あらかじめ電話もしないで行ってみたところ、リャマや、ボリビアの国旗に出てくるアルパカはいますが、ビクーニャは飼育されていませんでした。ですから、小欄のビクーニャの写真はいずれもウィキペディアからのものです。本稿は全体として主としてウィキペディアを参照したものです。


草原のビクーニャ(ペルー南部のアレキパ地方)

岩場を移動するビクーニャ

ビクーニャ(学名:Vicugna vicugna、スペイン語:vicuña)は、アンデス山脈地方に棲息する草食性哺乳類の一種。属名ならびに各国語の名称は、ケチュア語に由来するスペイン語: vicuña(ビクーニャ)によるものです。南アメリカ大陸で進化した動物であり、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンに分布し、標高約3,700~5,000mの高地の草原に10頭前後の群れを作って生活しています。

体長(頭胴長)約130~160cm、体高(肩高)約85cm、体重約33-65kg。全身断熱性に富む体毛で覆われています。

かつてビクーニャは200万頭が棲息していたと推定されています。しかし、肉と良質な体毛を得るために乱獲され、20世紀後半までに1万頭まで棲息数を減らしていました。

これに対し、1993年にはインカ帝国時代に行われていた体毛を刈るための囲い込み(チャク)が復活し、地元民にその収益が保障されるとあって、ビクーニャに対する保護意識が高まりました。そして2000年代、10万頭を超えるまでに棲息数が回復しているようです。

ビクーニャの毛織物製品は高級品として取引されます。体毛が細いため、糸に紡いで利用されるのです。毛は動物界で最も細く、100分の1mmといわれている。2年に一度しか毛の刈り込みは許可されておらず、1回の刈り込みで成獣1頭につき250~350gの体毛しか得られません。

ビクーニャは、アルパカ、ラマ(リャマ)、グアナコと近縁です。アルパカはビクーニャが家畜化されたものと言う説が有力です。アルパカはボリビアの国旗の中央にある国章の中に描かれています。


ボリビアの国旗の中央にある国章の中にはアルパカが描かれています。
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