国旗のある風景13 – 国威発揚・中国発の宇宙飛行士が出発


中華人民共和国の国旗「五星紅旗」

中国初の女性宇宙飛行士劉洋さん
(6月17日付産経新聞より)

いやぁ、かっこいい、そして知的美女…いいえいいえ、そういう話ではないのです。中国は6月16日、初の有人ドッキング実験に向け、宇宙船「神舟9号」を内モンゴル自治区の発射センターから打ち上げました。そして、今回はこの劉洋さん(33)が中国発の女性宇宙飛行士として男性飛行士2人と搭乗したのです。そこで、めったに中国を褒めない小欄も、まずは拍手!! 無事の帰還を祈ります。

以下は、これまためったに中国を賛美しない産経新聞が1面にカラー写真で取り上げた記事の一部。ちなみに朝日新聞は3面にモノクロ写真で小さめの記事でした。

1963年のテレシコワさん(旧ソ連)以来、8カ国で57人目の女性飛行士となった劉氏は、搭乗前の記者会見で「任務を果たすほかに無重力環境を体験し、宇宙の景色を楽しみ、地球と美しい祖国を見て、感じたことを記録して持ち帰りみんなと分かち合いたい」と抱負を語っていた。

国民的ヒロインとなった劉氏だが、少女時代には宇宙に飛び立つなどとは想像もしていなかった。河南省の農村に生まれ、高校時代の周囲の印象は「素朴」「まじめ」。特に趣味もなく、運動も得意とはいえなかった。ドラマの中の弁護士に憧れ、大学進学を目指していた高校3年の時、空軍が女性パイロットを募集。学科の成績がよく健康だったため、担任教師が劉氏に相談もなく出願した。

養成学校入学後は、持ち前の「使命感」と「責任感」で頭角を現した。

輸送機などを操縦し、飛行時間は1680時間にも及ぶ。操縦技能に加え、健康状態や性格、既婚者であることなどの条件をクリアし、宇宙飛行士候補に選ばれたのは2年前のこと。訓練中から冷静な決断力が高い評価を得ていた。

劉氏は部隊内のスピーチでこう語ったことがあるという。「やり続ければ最後には窓が開き、花が咲く」。エリートの階段を上り続ける優等生には帰還後、前例にならって軍内部での“特進”が待っているとみられる。

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