国旗のある風景11 – 沖ノ鳥島と国旗

日本の最南端は、東京都小笠原村沖ノ鳥島です。実際には満水時には高さ60センチほどの一抱えできそうな小さな頂点が数位面から出る程度ですが、国は数百億円をかけてチタン製の防波堤をつくりました、沖ノ鳥島の直近は海水面に近い台地状になっており、そこには建造物を構築して、作業等がしやすいようにしています。

国連海洋法条約ではその場所で経済活動が行われていなければ島ではなく岩であるとしており、中国は「日本は経済活動をしていないから周囲半径200キロのEEZ(排他的経済水域)を主張できない」と言っています。

しかし、石原慎太郎東京都知事は、経済活動の実証のため沖ノ鳥島周辺での海洋深層水と表層水の温度差を利用する実験的発電所の建設計画や養殖など漁業活動の計画があることを明らかにしました。島の周辺が深海底から陸まで、まれに見る急勾配で、せり上がる地形のため温度差発電に適しているようです。

2005(平成7)年1月31日に石原知事は首相官邸で小泉純一郎首相(当時)と会談してこうした意向を明らかにし、また、5月20日、石原都知事は沖ノ鳥島に上陸、島と付帯設備を視察、シマアジの稚魚を放流しました。

国土交通省国土地理院は同年6月に、チタン製の看板を設置しました。写真のようにそこには「沖ノ鳥島、日本国」と記入され、沖ノ鳥島の位置を北緯と東経の数値で示しています。

2005年8月24日に海上保安庁が、経済活動実証のため沖ノ鳥島に灯台を設置することを決定し、2007年3月16日に灯台を設置し、運用を開始しました。これにより灯台が海図にも記載されました。

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