国旗のある風景5 – 万国旗翻る限界集落


戸山団地。産経新聞6月3日付より

「限界集落」が都内にもある!? 産経新聞は新宿区の2地区の現状を鋭く描く報道をしています。

1つは上の写真の新宿区戸山団地。早稲田大学理工学部から近い。過疎化で65歳以上の人口が50%を超え、集落や行事の存続が困難な状態を「限界集落」と言います。戸山団地ではそれが54%(4月1日現在)。

もう1カ所は国立競技場、神宮球場、日本青年館のある明治神宮外苑に隣接する新宿区霞ヶ丘町では、昨年6件の孤独死が確認されたのだそうで、霞ヶ丘団地ではそれが48%。

記事には、この写真は「戸山団地に飾られた万国旗は、かつて行われていた盆踊りなどの名残。高齢化が進むにつれ、祭りなどイベントの多くが消滅したという」とある。

戸山団地では住民による自発的な隣近所の見回りを行っているそうです。しかし、自らも78歳になる国枝光男さんは<「こもりがちな人の部屋に顔を出している。顔をみかけない場合は、電気メーターや郵便受けにも注意を払う」という。それでも死後、しばらく発見されなかった例もあり、事態の深刻さを物語っている>と記事は結んでいます。

この万国旗はA社製のビニールに印刷したものです。たぶん、まだまだこのままになっているのでしょう。華やかな旗の下の大都会型の「限界集落」。日本の過去と現在を象徴している「国旗のある風景」です。

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