韓国旗を富士山麓の湖底に立てた愚挙


この韓国旗は湖底に立てられたものとは関係ありません。

5月16日、八王子の拓殖大学の特別講座で「国旗と国家主権」と題して、講義をしてきました。約250人の受講生がおり、おおむね、いい雰囲気で授業を行うことが出来ました。

私はこの大学の客員教授を拝命しており、この特別講座を向け持って時々、話をすることがあります。

質問が1つありました。政経学部の男子学生からです。

「ワールド・ベースボール・クラシックで日本に勝った時、韓国の選手二人がマウンドに行って韓国の小さな国旗を立てました。また、富士山に韓国の国旗を立てるといったこともありました。どう思われますか?」

私はワールド・ベースボール・クラシックでのことは知っていましたが、富士山云々は知りませんでした。そこで、今朝、ネットで調べてみるとYouTubeでしっかり映像が出ているのです。(2007年3月26日、韓国時事ニュース)

「見せしめのために韓国国旗を富士五湖の底に打ち込む韓国人」という題です。韓国のテレビメディアが報道しているのです。富士五湖の本栖湖あたりでしょうか、韓国人ダイバーが湖底にハンマーに結びつけた「太極旗(テグキ)」を建て、ばかばかしくも「日本、今はどこの領土?」とハングルで書いた横断幕を湖上で掲げたのです。

率直に言って、その行為をした人のレベルの低さを感じ、これを放映したTV局には良識のなさ、公共の電波を使う上での品のなさにがっかりしました。総合的に言うなら、「民度」の低さです。さすがにTV局は弁解めいたことをいろいろ言っていますが、それなら黙殺し、映像を流す必要はないのです。

私は韓国が大好きです。国交回復直前の1965年夏以来、何十回も行きましたし、今度の10月にも参ります。多少、韓国語も勉強しましたし、尊敬する友人もたくさんいます。「在日韓国人のための老人ホームを作る会」の理事でもあります。ですから、その韓国の一部の人が、両国関係にとってマイナスにしかならないこうした行為をするたびに、大変悲しい思いがしますし、日本人が意趣返しに同様のことをしないと信じますが、多少、心配もします。

拓殖大学での質問では「富士山頂に韓国の国旗を建てた」と聞こえましたので、「登頂記念に一時的に立てるのなら良しとしましょう。私の尊敬する女性ジャーナリスト・田村玲子さんは毎年、アメリカ海兵隊の将兵を富士山に招き、頂上では<日の丸>と<星条旗>を立て、日米友好の推進にあたっています。韓国の人も同じことをされ、使用した国旗を持ち帰るなら問題はないと思います。3年前、北方領土の択捉島で、私たち日本人を歓迎するといって“万国旗”を掲げたのですがその中に<日の丸>がなかったのです。私は厳重に抗議し、その場で謝らせました。ロシアとも長くて深い関係を持っていますが、これほどストレートにお詫びされたのは初めてです。国旗は使用を間違うと期待した効果が逆転することがあるということを考えなくてはいけません」と、湖底に「太極旗」を立てた事実を知らなかったため、いささかピントのずれた返事をしてしまいました。

こうした行為は無用な不快感やトラブルを惹起する以外に何ももたらしません。お互い、国際的に通用するa lady & a gentleman でありたいものです。

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