国旗の勉強は「お得」ですよ

小学校4年のとき、北欧の国旗はどうしてみな同じような十字型の国旗なのだろう、と気づき、考えこんでしまいました。その後60年の国旗の勉強は、このように、子供時代でも入り易いのですが、卒業はなく、大人にとっての永遠の総合学習なのです。

筆者はひたすら世界の国旗の普及を願っています。日本人がもっともっと国旗に近づくことはこの国際化の時代にあって、国際理解を促進する早道やきっかけになることであり、また、健全な愛国心の醸成にもつながると確信します。

ですから、テレビ・クイズの解答者になったり、全国の小中学校から講演を頼まれたり、出版物の監修や校閲を依頼されることは多々ありますが、国旗で収入を得ようという気がまったくないのですから、なんでも気軽に引き受けてきました。もちろん、いただけるならありがたく頂戴しますが、何よりも、日本人の国際化、日本の青年の国際的な視野の拡大、国際的に通用する日本人の育成をわが使命と心得ている(つもりの)者として、また、小学生だったときから国旗に育てられた者として、70歳を過ぎた今はご恩返しをしなくてはいけないと念じているからです。

このHP「タディの国旗の世界」も、私に関しては、どうぞ盗用自由にしていただいて結構です。ただし、編集者にはご連絡してください。

何度も書きましたが、学生時代に東京五輪組織委に専門職員として厚遇の上、採用されました。すばらしい体験をすることができました。これは、外務省、文部省、日赤、ユネスコ協会連盟などをまわって調査し、専門家さがしをし、筆者を採用することを提案してくださった森西栄一さん(同委式典課スタッフ)をはじめ、当時の諸先輩の勇断と信頼に感謝するほかありません。

爾来、筆者は少なくとも40数点の国旗関連刊行物を出版・製作し、その後の日本で開催された世界的な行事には国旗部門で必ず参画させていただきました。これまでに83か国を訪問しましたが、国旗の知識は、そうした機会にどんなに役立ったか、思い出は尽きません。たとえば、世界のどの国の人とも、初対面でその国の話題を作ることができるというのは、新たな人間関係のスムーズな構築にどんなに役立ったか振り返り、それによって自分の視野が広がったことを思うと、ただただ「世界の国旗に感謝」するほかないのです。


ギニアの国旗

マリの国旗

実は、先日、我が家のドアがきしむのを大工さんに修理してもらいました。その大工さん、35歳、若いのになかなかいい腕なのです。そして、見るとなんと靴紐が、赤黄緑。

「ギニアかマリか、アフリカと何か関係してるの?」

と聞くと、

「はい。ぼくの彼女Mちゃんと、月末にギニアに飛んで、二人でしばらく太鼓の修行をしてくるんです」

「へぇ、首都のコナクリね。暑いのかな。旧フランス領だからパリからかな?」

「いろいろ調べましたが、モスクワ、ドバイ経由というのが一番安いんです」

話がすっかり発展し、意気投合。修理費は受け取らず、強引にポケットに突っ込んだのでした。すると後からMちゃん作の、ほんとにおいしい、“長生きしていてよかった”と思うほど美味いシフォンケーキを届けてくださった。「ありがとう」。

国旗を勉強していての余禄、どうやら運がよさそうだ!!
もう1度、「世界の国旗に感謝」、そしていつも「タディの国旗の世界」を読んでくれる読者、一人ひとりに、心から「ありがとうございます」。

メニュー