赤旗の歴史② – 日本共産党からの回答

私は共産主義も社会主義も嫌いですが、わが国の政党では日本共産党と公明党の事務局は実にしっかりしているといつも感心しています。残念ながら、政権与党の党組織は事務局ともども最悪、自民党も、欧米の政党と比較すればあまりに事務局機能が貧弱です。


日本共産党本部の写真(4月24日撮影)

このハガキには50年近く前「昭和38年12月9日」の消印があるのです。日本共産党中央委員会資料室に学生だった私が往復はがきで問い合わせたことに即刻、返事をくださいました。前半のことは既に紹介しましたので、最後の3行をしかとご覧ください。


日本共産党中央委員会資料室(昭和38年12月9日の消印)

辞書で「赤旗」を見ると、単なる「1.赤色の旗」とあり、続いて、「2.革命派の旗。共産党や労働者が掲げる旗」、「3.危険信号の旗」とこれまで述べてきたようなことが書かれ、他には「4.競技などで、失敗・無効を示す旗」とあります。サッカーの「レッドカード」でおなじみです。日本では今、NHK大河ドラマでやっている「平清盛」は「5.平氏の旗」(源氏の白旗に対する)でした。

しかし、日本で「赤旗」といえば日本共産党中央機関紙の題字です。1928年2月1日に創刊されたこの新聞、発刊当初は「赤旗(せっき)」でしたが、その後、「AKAHATA」や「赤旗(あかはた)」などを経て97年から「しんぶん赤旗」とやや、やわらかい表示にしています。

日本共産党では毎年1月に「旗開き」という行事を行ないますが、この行事は共産党に限らず、「労働組合などで、一年間の闘争を始めるにあたって年始に開く懇親会」(『大辞林』)というくらいに、これまた一部では軟弱な行事になっているようです。

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