世界一高い山と国旗の物語③

:まずは前回の約束に従って…

吹浦:コンドルの話ですね。プロ野球ヤクルト・スワローズの話です。このチームは、かの金田正一、といっても若い人はご存知ない!? あのミスター・ジャイアンツ長嶋茂雄のデビュー戦で長嶋を4打席4三振に討ち取った大投手です、その金田が活躍した国鉄スワローズを引き継いだチームがヤクルトです。その国鉄、ひょっとしたら、国鉄コンドルズになるところだったのです。


ヤクルト・コンドルズ、もとい、スワローズの本拠地、神宮球場(ウィキペディアより)

:そのほうが強そうだよ。

吹浦:でも、国鉄が「混んどる」では拙いので、「座ろう(ズ)」になったそうです。私の教え子のKさんは一家を上げてのヤクルト・ファン。確認してもらったところ、<あながち否定できません>とのことでした。

最初のメールでは<候補にあがっていたことは確かだと思います(ウソは本に書かない、という性善説的な見地ですが)。 でも、「混んどる」と読めるから、なんてダジャレ的な感じ、いかにも「ゆるーいスワローズ」っぽくて好きです。私としては>でしたが。

翌日は、<自宅で調べてみましたが、コンドルズを採用しなかった理由までは明記されておりませんでした。唯一、コンドルズのことが記載されていたのは、下記の部分です。

≪当時の新聞記事によると、「特急だからスピードがある。スワローズを燕と呼べば、飛燕の早業という言葉がある」という理由だったらしい。ほかに「コンドルズ」「フォルコンズ」「ジョーカーズ」なども候補にあがった。≫
出典:我が愛しのスワローズ 国鉄から始まった栄光の軌跡1950-2011 p.25

(週刊ベースボール別冊秋季号、2011年、ベースボールマガジン社)>なのだそうです。

「オヤジギャグ」の適齢期?たる私としては、これってとってもおもしろいんですが…。

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