世界一高い山と国旗の物語①


チベットの国旗

吹浦:世界で一番高い山って?

:エベレストです。

吹浦:チベット語ではチョモランマ、ネパール語ではサガルマータって言うんだ。

:8,848m。

吹浦:それが最近、8,850mになったんだ。

:噴火でもしたの?

吹浦:いやいや、ハイテクで計測をしなおしたんだよ。

:ふ~ん、どんな具合に?

吹浦:アメリカのボストン科学博物館の研究チームがGPS(汎地球測位システム)を活用して測り直したんだよ。中国も同じような方法で計測してまた違う数値を出しているんだよ。

:うんうん、で具体的にはどうやったの?

吹浦:まず、GPSの受信機を頂上に運び上げて、コンピュータを活用して測り直したんだ。

:じゃ、8,848mのほうはどうやって?

吹浦:エベレスとの周辺12ヵ所で測定してその平均値を出したものさ。技術革新で特別軽いGPS装置が出来たから持ち運べたんだね。地球の温暖化や地殻変動などがあるから、あまり細かいことはよしておこう。

:で、国旗に世界一のエベレストは登場しないの?

吹浦:直接的にはエベレストは出てこないね。でも、チベットの旗には富士山に似た三角形の雪山が出てるね。これがヒマラヤの山であることは確かなんだ。

:誰がデザインしたの?

吹浦:青木文教という若い僧侶がラサを訪れたとき、現地の軍司令官と一緒に考えたというのが、この人の書いた本によれば、ほんとうらしい。

:だから上半分は日本の海軍旗みたいなんだね。

吹浦:そうともいえるでしょう。今の海上自衛隊旗ですね。それはそうと、考えようによってはエベレストより高い山があるって知ってる? 

:?

吹浦:しかも、それが国旗に出て来るんだよ。

:にわかに信じられないよなぁ。

吹浦:では、それは今度ね。

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