続・信号機と同じ国旗の物語

今度は仙台市のWくん(小学校5年生)からのメールです。

「2つ質問があります。ぼくが住んでいるのは仙台市青葉区です。どうして横浜にも青葉区があるんですか。またどうして信号機の緑の色を青というのですか」。

最初の質問については、同じ地名の別の例が日本中にたくさんあります。東京都と広島県に府中市がありますし、朝日町(旭町)、富士見町という地名など、全国にいくつもあるのではないでしょう。

昔は市町村や駅の名前は、後からできたほうが、旧幕藩時代の「国名」を前に付けて区別していました。新潟県の高田市(今は上越市)と岩手県陸前高田市、JRの本庄駅(高崎線)と羽後本荘駅(羽越線)のように、です。

今では郵便番号で、同じ青葉区でも仙台と横浜の区別は明確ですからとても便利だといっていいのではないでしょうか。

さて、緑色なのにどうして青信号というか、です。『信号機 なんでも読本』(財団法人日本交通管理技術協会)によると、1930年に日本で初めて信号機がついた時には、法律で「緑色信号」と表記されていました。しかし、「み・ど・り」では3音節で長いのと、色の3原則と同じく「赤黄青」と呼ぶほうが分かりやすいということで、一般には「青信号」という呼び方が定着しました。

確かに、「青海原」「青い鳥」「青ざめる」「青写真」「青空」「青天井」などは青そのものですが、「青果物」「青葉」「青菜」「青々とした」「青田」「青大将」「青二才」「青海苔」「青虫」「青柳」などの「青」は、式さ位置しては緑を指しているのではないでしょうか。

1947年、道路交通法の上でも「青信号」と呼ぶようになりましたが、逆に、1971年以降に製作・設置された信号機は、以前よりもずいぶん、青みがかった色合いになったのだそうです。

国旗の場合は、信号機と同じ「緑・黄・赤」ならマリ、「青・黄・赤」とするならルーマニアとチャドの国旗になります。

いずれにもせよ、「赤信号はみんなで渡っても怖いのです」。止めましょうね。その時は信号機を眺めながら、どこの国旗か、この記事を思い出して青になるまで待ってくださいね。

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