政府と国民一般が掲げる国旗が異なる国

政府や公的機関、外交使節、国連本部などで掲揚する国旗を、ひとくくりに「政府旗」というには無理がある。国によって、GOVERNMENTAL FLAG、OFFICIAL FLAG、DIPLOMATIC FLAGなどということもあるが、これが微妙に、掲揚範囲が違うのだ。


フィンランド大使館で掲げているEU旗と政府掲揚用の国旗。後者の中央にランパント(立獅子)の国章が付いている。

フィンランド大使館で掲げている国旗

ドイツの政府旗

オーストリアの政府旗

ポーランドの公的機関が掲げる国旗

ドイツは政府機関には紋章付を使用することが多いが、国連では紋章の付かない国旗を揚げたり、つけたりまちまちである。オーストリアは紋章付を全政府機関が使用する。ポーランドもそれに近いが、公式には決まりがない。

私ももっと調べる必要があるが、例えば、フィンランド大使館の場合は室内では紋章なしを使っていた。ペルーの国旗は政府のみ紋章付の国旗を使用すると言いながら、オリンピックでも紋章付を使う。おそらく各国で政府が使用するものと民間との厳密な線引きがないのではなかろうか。ウクライナでは空港の売店でまで鉾のついた政府旗がお土産用に売られている。

おそらく各国で政府が使用するものと民間で使用する国旗の厳密な線引きがないのではなかろうか、というのが。現在の仮説である。


大使館のホールに並んでいたフィンランド、日本の国旗とEUの旗。こちらのフィンランドの国旗には紋章が付いていなかった。

フィンランド大使館の室内には国旗の色から採った紙製のしゃれたクリスマス・ツリーが飾られていた。
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