日本製の紙幣を使っている国

自国の紙幣を外国で印刷して輸入するというのは先進国ではまずないが、世界の170カ国(EU加盟国を除く)の中で3分の2ほどは、外国製の紙幣を使っている。


日本の国旗

紙幣の中で技術的に最も手が込んで優れているのはもしかしたら「¥」かもしれないが、外国からの注文もある。バングラデシュの紙幣は大半が日本製。また、日本ではスリランカやニュージーランドの紙幣も製造したことがある。

インドのルピーは最近、小森コーポレーションという財務省印刷局の秘蔵っことも言うべき印刷機メーカーの機械を輸入して、インドで生産しているそうだ。

円紙幣は紙もいいし、印刷も、透かしも、そしてその他の最新技術も優れている。偽札作りはまったく割に合わないらしい。

私がお世話になっている全盲のマッサージ師さんは治療費を渡した瞬間、各紙幣の区別ができる。まねしてやってみたが、とてもとても…。

しかも、日本の店員さんは支払いの時「5千円をお預かりしました」「1万円を…」といって、間違いないようにしている。これも、2020年には「お・も・て・な・し」の1つになるのではないだろうか。

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