セルビアとアルバニアに処分 欧州選手権予選に大アルバニア主義の旗が飛来

欧州サッカー連盟(UEFA)は10月24日、セルビアの首都ベオグラードで14日に行われた欧州選手権予選、セルビア対アルバニアを没収試合とした。

セルビアの勝利(3―0)扱いとした上で、ホームのセルビアには勝ち点3の剥奪と罰金10万ユーロ(約1370万円)、さらに、UEFA主催大会のホーム2戦を無観客試合とする処分、アルバニアにも勝ち点と同額の罰金を科した。

乱闘のきっかけは、バルカン半島一帯に散在するアルバニア人居住地域の統一を目指す「大アルバニア主義」を示す旗が試合中、ドーン(遠隔操作された飛行物体)によりピッチ上空に飛んできたこと。これをセルビアのDFミトロビッチ(フライブルク)がつかんで取り外そうとしたのに対し、アルバニアの複数の選手が阻止するなどして、両チームの選手による乱闘が発生し、セルビアのファンもなだれ込んでアルバニア選手を攻撃した。

アルバニア人はかつて現在のアルバニアの数倍の領土を持っていたと主張、コソボをはじめセルビア、スロベニアなど旧ユーゴ各地に仲間が住んでいることもあり、その統合を主張している。


現在のアルバニアの国旗。共産党政権(アルバニア社会主義人民共和国)時代には中央上部に黄色で縁取られた赤い星があった。
双頭の鷲は15世紀に一時、オスマントルコから独立していたスカンデルベク時代の紋章に由来。
双頭であることは、洋の東西に眼を配っていることの象徴。

今回の旗はその領域を示すシルエットに現在のアルバニアの国旗にもある双頭の鷲を描き、さらにその運動を指導している人物の肖像などをデザインしたもの。図は「大アルバニア主義の旗」と検索すれば見ることが出来る。

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