我、ボケたり。愕然!

9月24日の産経新聞朝刊に私は個人的に少なからざるショックを受けた。「産経抄」の冒頭だ。


駒沢体育館のレスリング会場(屋内)ではためく「日の丸」

表彰台で国歌「君が代」を謹聴するレスリング・バンタム級金メダリストの上武洋次郎(合作映像)。
市川昆「東京オリンピック」より。

昭和39年の東京五輪、日本はレスリングで5個の金メダルを獲得した。会場となった駒沢体育館のメーンポールに次々と上がる日の丸は、屋内にもかかわらず、見事にはためいていた。実はそうふうきが設置されていたのだ。粋な演出に文句を言う人はいなかった。

記事はこの後、仁川(インチョン)でのバドミントンの日韓戦で、コートにあやしい風が吹き、室内なのにコートチェンジしても日本選手は向かい風に悩まされたという話に続く。

私はがショックを受けたのは冒頭部分。ポールから風を出して屋内競技でも表彰式では国旗が翻るようにというのは、確かに私のアイディアだった。しかし、50年経った私の記憶では、それは組織委の施設部が試作したが、あまりに不自然で取りやめになったはずだと思い込んでいたからだ。

少年老い易く、記憶たしかならず…。

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