スコットランドに留まらない欧州への余波② ベルギー

ベルギーは1831年の独立以来、オランダ語に近い北部のフラマン語系とフランス語のような南部のワロン語系との対立が「言語戦争」といわれるほど続いてきた。建国以来、単一国家であったが、これがもとで1993年にフランデレン地域とワロン地域とブリュッセル首都圏の区分を主とする連邦制に移行した。このほかに一部、ドイツ語圏の住民もいる。


黒地に赤い舌を出した黄色いライオンというフランドル公家の紋章に由来するベルギーの国旗。

1968年にリエージュ大学で開催された会議に参加したが、この市はワロン地域でありセザール・フランク(作曲家、1822~90)やウジェーヌ・イザイ(ヴァイオリニスト、作曲家、1858~1931)といった著名な音楽家を輩出している。

5月の総選挙で北部の独立を主張する第一党の「新フランドル同盟(N‐VA)」がさらに躍進した。過半数を制するには至らず、第2党以下の連立政権で与党に離れなかったが、目下、政権構想でベルギーの政局は大揺れである。

ひょっとしたらここでも新しい国が生まれるかもしれない。

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