90歳のG.ブッシュ元大統領がスカイダイビング


90歳のG.ブッシュ元大統領がスカイダイビング

アメリカの第41代大統領ジョージ・ブッシュ(George H. W. Bush、パパ・ブッシュ 1924年6月12日生まれ)が、満90歳の誕生日を記念して、1800mの上空からスカイダイビングをした(共同通信)。

また、AP通信によれば、同元大統領はパーキンソン病により両足の自由がきかないそうだが、この日は車椅子からヘリコプターに乗り換え、東部のメイン州上空で、ペアを組んだパラシュート部隊の元兵士と二人でパラシュート降下したという。


第二次世界大戦時のアメリカの国旗(48星条旗)

1960以来続いているアメリカの国旗「星条旗」。
50星の実に上手い配列に注目していただきたい。

この記事を産経新聞で読み、私が思い出したのは、この人が青年期に海軍のパイロットとなり、太平洋戦線に従軍したときのことだ。パイロットとして1228時間の飛行時間を記録し、126回の空母着艦を成功させた、最年少パイロットだったそうだ。

しかし、日本の連合艦隊により2回撃墜され、2度ともパラシュートで退避し、友軍に救援された経験を持つ。少尉時代の1944年マリアナ沖海戦では日本機の銃撃によって、また、中尉時代の1944年9月2日には小笠原諸島の父島からの高射砲攻撃を浴びた。

もう20年ほど前になったが、私は父島を訪問した。北方領土が返還された場合に、どう対応すべきかという研究の一環として、先例として1968年の小笠原諸島の返還を参考にしたのだった。その時に、原形を十分留める高射砲を見た時も、もしかしてこの高射砲でブッシュ大統領を狙撃したのかもと思ったものだった。

この時の撃墜では、同乗していた代理銃手ウィリアム・ホワイト中尉と通信士ジョン・デラニー二等軍曹は戦死し、自身も四時間にわたり、小笠原周辺で漂流し、捕虜になる可能性も高かったは、かろうじて、米潜水艦「フィンバック」に救助された。父島では後に米軍の捕虜が全員殺害され、兵士に食される事件も起きている。

ブッシュ青年は、その後もまた海軍で功績を挙げている優秀な将校だった。

それにしても90歳の誕生日にこういうことをするとは凄いと感嘆するしかない。

5月27日に96歳となった中曽根康弘元首相も「日本海海戦(1905)と同じ日に生まれたから海軍に志願した」いう人(台湾の高雄などで主計将校)だが、一族郎党を前にした誕生日の挨拶の中で、改憲論を堂々とぶった。以前に比べ、少し耳が遠くなったようだが、これまた大したものだ。お目にかかるたびに「キミとは半世紀だね」と言われ、恐縮している。学生時代にテレビが生中継する政府の「憲法調査会」の中央公聴会で首相公選論について議論(私は反対)して以来、ご指導いただいてきた。

ブッシュ・中曽根両元最高首脳のさらなるご健勝を祈念したい。

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