国旗国歌法案国会審議における私の発言⑧


外国から国家元首などをお招きしての歓迎本会議では当該国の国旗と「日の丸」をこのように、正面に掲示する。
ブータン国王の演説時における衆院本会議場。

2011年11月17日、衆議院本会議場で演説するブータンのジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王

最後になりましたが、私は、国旗・国歌の法制化に関連しまして、二点皆様に希望がございます。

第一は、法制化によって決定されるデザインの数値と少々異なるものを排除したり、国旗と認めないといったような狭量なことは決してすべきではないということでございます。

かつて私は、国会議事堂はもとより、首相官邸、文部省、外務省など政府公官庁の日の丸を実際におろしていただいて、実測、寸法をはからせていただいたことがございます。全部これはばらばらでした。

さらにまた、無作為に各家庭で所有している五百枚の日の丸のデザインの色や形を分析調査する研究にも携わったことがございます。それらは、結果として、文字どおり十人十色と申しましょうか、多岐にわたるものでございました。それでもこの五百枚の日の丸は、いずれも日本の国旗として、国会でも官庁でも、また各企業や家庭でも、我が国の国旗として使用されているものであります。

どうか、国会も行政も、また各職場や家庭でも、この法律のデザインや色彩に厳正過ぎるこだわりを持った取り扱いをしないようにしていただきたいものと思います。

第二でございます。これが最後ですが、国旗・国歌法が制定された暁には、何はともあれ、国会の開閉会式、この式場で議場内に国旗を掲げ、全議員が起立して国歌を斉唱されるか、演奏されるべきものであると私は考えます。

これは、海外、諸外国で私自身何度かそういう場面に立ち会って感動した経験から申し上げている要望でございます。国旗・国歌を実際に制定された国会議員の皆様が、その国旗・国歌を国権の最高機関である国会の議場内で用いず、小中高等学校などの講堂で行われる入学式や卒業式においてのみ国旗を掲揚し、国歌を歌えと指導するのはいかがなものでございましょう。まず隗より始めよということを申し上げて、終わりたいと思います。

長時間、御清聴ありがとうございました。委員長、ありがとうございました。(拍手)

○二田委員長 ありがとうございました。

メニュー