「花子とアン」、国旗で見るNHKの姿勢

NHKってどうしてこうも態度が横柄な人、または無神経な人がいるのかという話です。

好評らしい?連続テレビ小説、「花子とアン」に協力した(させていただいた?)ことは依然小欄に書いたが、驚いたことがいくつもある。箇条書きにしよう。

私が協力したのは、まず若い男性の助監督が、1908年のカナダの国旗を教えてくれ」というので、使用目的などを訊き、ルートをたどって村岡花子先生が学んだ東洋英和の校史編纂室から当時の写真をお借りしてあげたこと、次に製作会社の態度の大きい女性が来て「万国旗が出てくる場面があるので当時の主要国の国旗を10くらい教えてほしいということ。これにはすぐお答えし、カラープリントを差し上げましたが、「できればリハか本番に来て確認を」というので、時間を調整し、神奈川県にある撮影現場出かけたこと(往復を入れて4時間ほどかかりました)。

そこで、見たのはアメリカの「星条旗」が、な、な、なんと「あれほど注意したのに」現在の星の数(50星)のものになっているのです。「これは間違い、当時は45星です」と申し上げたら、演出家がいとも軽やかに、「なら簡単だよ。アメリカの旗全部やめよう。紐から切り離して」。かくして日本製万国旗に「星条旗」が入っていない空前絶後のものになったこと。これにはあきれたが、ま、ここは撮影の時間の都合もあるようなので老生はこらえました。


「星条旗」の抜けているNHK製万国旗

10日ほど前、オンエアされたシーンで今度は校長室に立てられた英国の「ユニオン・ジャック」が逆さまなのです。すぐ、長年の友人である某局長の携帯に電話しました。以前にもいくつかの番組でこういうことがあり、その都度、お伝えしていましたので、局長は直ちに対応してくれました。

3日ほどして、プロデューサーという旧知の中年の紳士が会いに来ました。調査に2日ほどかかったようです。ようく説明し確認し合って別れました。翌日、どう対応し、4、5日先にも出てくる場面を修正した、今後こういう間違いがないようにする、上司にも経過を報告するという趣旨のメールがきました。

ところが、「言うは易く行うは難し」、翌朝、また英国旗が逆さまなのです。今度はそのプロデューサーに電話して、自称紳士の私にはめずらしく、その不誠実さをきびしく叱りつけました。

そのシーンが今朝(4月15日)放映されたのです。もちろん米国旗は出てきません。「国旗考証 吹浦忠正」と出すという申し出を了解していたとはいえ、以上の経過から、出さないでいただいて感謝してます。申し出のなかった交通費も要りません。

ただ、NHKってそんなに横柄でいいのでしょうか。民放の番組にもたくさん協力してきましたが、はるかに誠実で、自分のいうことややることに責任をお持ちですよ。

それでもこの番組の成功を期待しているこのお人好しの老人に励ましのお言葉を!

メニュー