女性の胸の話 – もとい、「日の丸」の円の話

二人の女性の胸にご注目いただきたい。こういうことには日ごろ口うるさい?愚妻、もとい愛妻も、そこに国旗があれば別。旗とはありがたきもの。


カーリングで検討した小笠原 歩選手。日本選手団の旗手でもあった。

同じく苫米地美智子選手

閑話休題。この「日の丸」、黄色で縁取られた白地に赤なので、黄色が白に溶け込んで、多少小さく言えるかもしれない。しかし、私は円の大きさが縦の3分の2あるように思う。

サッカーの日本代表、あの青いユニフォームだと黄色の溶け込みが一層大きく、それだけ円が貧弱に見えてしまう。

1999年の国旗国歌法では円の直径が縦の5分の3と決められているが、こういうフチを付ける場合は3分の2くらいにしたほうがいい。

ちなみに、1964年の東京オリンピックでは5分の3、1998年の長野冬季オリンピックでは3分の2にした。冬の大会は雪と氷が主。そこでの赤い丸は少し大きめのほうがいいからで、好評だった。

もともと3分の2の「日の丸」は1962年の日宣美展で、当時若手といわれた永井一正さんら3人が共同提案したもの。その時の一番の理由は「美しくて過去を吹っ切ることのできるデザイン」だからということだった。

15年ほど前、永井さんと再会し、外洋帆走協会の旗のデザインを決めるに際し、「3分の2型」を採用した。みなさんは、どちらが美しいと思われますか?

美女の胸をしげしげと見て、ご判断ください。もとい、胸の大きさではなく、「日の丸」の大きさ、すなわち天下国家の重要事ですぞ。

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