ドイツの国旗の本

2010年にドイツのフランクフルト(アンマイン)で発行された国旗の本。表紙にうまく各国旗がデザインされて地球儀のようになっているのがいいですね。300もの旗を掲載しています。

ところで、ここに出ている国旗の全部の国名が判ったら、カップルでハワイ(古いですね)にご招待します、といいたいくらい識別は難しいのではないでしょうか。特に英国旗の右下やモロッコの国旗(赤地にスレイマンの星)の左となり、「日の丸」の右上が難問でしょうか。

答えはタヒチとモンセラトです。


フランス領タヒチ(ポリネシア)の旗

イギリス領モンセラトの旗

  


火山の大噴火で壊滅的被害を受け放棄されたモンセラトの首都プリムス(ウィキペディアより)

タヒチのことはあまりに有名ですから、省略しますが、モンセラトはについて少し説明が要るかもしれません。

この島は、1989年9月17日、ハリケーン・ヒューゴのカテゴリー4という強烈な風雨の直撃を受けました。最大風速は60m/s以上、島の9割以上が被災したそうです。この影響でビートルズのプロデューサーとして知られるジョージ・マーティン氏が持っていたレコーディングスタジオ「エアー・スタジオ・モンセラット」が閉鎖に追い込まれました。カリブ海に浮かぶ火山島ということでそれまで多いく依存していた観光産業が壊滅的打撃を受けたのもこの台風のときでした。

1995年7月18日、今度はスーフリエール・ヒルズという小高い山が噴火し、人口の3分の2が国外へ避難しました。このときはイギリスが救助のための軍艦を派遣しました。2年後、再びスーフリエール・ヒルズが噴火し、首都プリマスが火山灰に覆われるなどして壊滅的被害を受けたのです。プリマスが放棄され、首都機能をブレイズに移転しました。2003年3度大噴火が起こり、スーフリエール・ヒルズでは多くの建物が破壊される事態となりました。都市が丸ごと放棄されるという話は、古くは西暦79年、ヴェスビオ火山の噴火で消滅した南イタリアのポンペイ、最近では1995年5月28日1時4分(現地時間、日本時間は2時間-)に起こったサハリン北部地震のときのネフチェゴルスク町の壊滅です。当時、この町には3197人が住んでいました。ショイグ・ロシア非常事態相は早々に、ネフチェゴルスクの放棄(復興せず廃棄)という措置を採りました。

いえいえ、人事や昔話ではありません。福島第一原発の事故により、何人もの人が亡くなり、非難区域の町村には住民がいつ帰還できるかわからない状態が依然、続いています。復興の一日も早いことを祈念します。

さて、では難問中の難問。中央に見えるこの旗はどこのものでしょう?
公益財団法人余暇文化振興会の国旗検定(私は出題者)なら、超上級です。

答えはこちらの記事から
この旗はどこの国旗?

メニュー