「産経抄」で拙著が取り上げられる

産経新聞(2月10日付)1面の名物コラム「産経抄」で拙著のことが触れられ、友人各位から「見たぞ」というUFO発見のような感想や、「あれは広告料としては100万円じゃきかないね」という現実的コメントまで、口さがない友人からメールがきた。

同紙電子版では「日の丸の奇跡」と見出しもついている。

【産経抄】日の丸の奇跡 2月10日 – MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140210/trd14021003370001-n1.htm


日本の国旗

ニュージーランドの国旗が変わるかもしれない。キー首相は、年内に予定されている総選挙に合わせて、変更の是非を問う国民投票の実施を検討しているという。

▼確かに、英国旗と星を組み合わせたデザインは、隣国オーストラリアの国旗にそっくりだ。英国系の国民の比率が減っていることもあって、変更を支持する声が広がっているらしい。

▼国旗を長年研究している吹浦忠正さんによれば、革命や内戦、その他の事情によって、国旗が頻繁に変わるのが世界の常識だ。G8に限っても、「過去一〇〇年間で国旗が変わらなかったのは、日、英、仏の三カ国だけ」という(『知っておきたい「日の丸」の話』学研新書)。

▼そのなかで、英国旗の雲行きがあやしくなってきた。英国旗は「ユニオンジャック」と呼ばれている。イングランド、スコットランド、アイルランドの3つの旗を合わせたものだ。ところがスコットランドでは今年9月、独立の是非を問う住民投票が行われる。独立が認められれば、英国は、政治経済両面で大きな打撃を受けるだけでなく、国旗のデザイン変更も余儀なくされる。

▼太陽信仰という日本人のDNAに根ざした「日の丸」はどうだろう。徳川幕府が公式に採用して以来、明治維新でも敗戦でも変わることはなかった。これは奇跡といってよく、日本人にとって大きな幸せだった。今後も、別の国旗はあり得ない。

▼娘さんの高校の卒業式で、校長や卒業生が国旗に黙礼する凛(りん)とした姿に、清々(すがすが)しさを感じた。先日の談話室に、こんな内容の投書があった。明日の「建国記念の日」には全国各地で、記念行事のひとつとして、「日の丸行進」が行われる。もちろんソチ五輪でも、日の丸の掲揚を何度でも見たい。

なかなかセンターポールに「日の丸」が揚がらないソチ五輪の前半戦だが、なんのなんの、まだまだ期待の星はこれからだ。せめて休日は胸を膨らませて「日の丸」の瞬間を注目したいものだ。

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