落とした5,000円が100%戻る国

週刊新潮(9月26日号)に興味深い各国順位が出ていた。10年程前の実験だとか。現地通貨で5,000円ほどの現金と連絡先を入れた財布をわざと置き忘れ、どのくらい戻ってくるか、というものだそうだ。


ノルウェーの国旗

デンマークの国旗

その結果、ノルウェー、デンマークは100%、シンガポールは90%、日本、オーストラリア、スペインなどが70%、低いところでは香港30%、メキシコ21%だったそうだ。

この数字をどう見るかはそれぞれの個人的経験からくるほかない。私自身はすぐ届けるだろうが、一度、蕎麦屋でアタッシェケースごと忘れて10分後に気づいた時には消えていたことがある。逆に、電車の網棚に2度も鞄を忘れたが、2度とも、神田駅の遺失物係に届いていた。

また、「5,000円なら、本人に反省させるためにいただいて寄付する」という友人もいた。

記事は2012年の警視庁の『遺失物取扱状況』によれば、29億8000万円が拾得物として警察に届けられ、逆に、遺失届の合計額は約84億1200万円だったそうだ。

これらを総合すると、上記の調査で日本が70%という数字にもうなづけないこともないように思う。

もっともこの記事、先のブエノスアイレスでのプレゼンで滝川クリステルが「もし、みなさまが東京で何かをなくしたら、ほぼ確実にそれは戻ってきます。たとえそれが現金でも。実際、昨年は現金3000万ドル以上が落し物として警察署に届けられました」と発言したことについて、事実を「包み隠した」という指摘をしたものだ。これは論理の矛盾と心理の空洞を上手く突いた表現で、事実の一部だけをかくも明確に述べると、それだけが真実と思い込んでしまうということだ。

それにしても北欧の数字には脱帽せざるを得ない。しかし、是非、実際の金額でも示してほしいものだ。また、今度、北欧に行ったら5,000円をなくす覚悟で実験してみたいような気もする。

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