国旗はこんなによく変わる!

これは認定NPO法人難民を助ける会(柳瀬房子会長)が主として小学生を対象にして製作した、途上国の子どもたちへ思いを寄せるための小冊子の表紙です。

現在、この会が事務所を構えて活動している国々です。「日の丸」から時計回りに、どのくらいの国旗がお分かりですか?

正解は、ハイチ、ケニア、パキスタン、スリランカ、アフガニスタン、トルコ、南スーダン、スーダン、ザンビア、ウガンダ、ラオス、タジキスタン、ミャンマー、カンボジアの15か国です(以上は、国旗検定で中級クラスの問題)。

このうち、独立以来、国旗が変わっていないのは? となるともう国旗検定の問題としては上級ですね。

正解はケニア、パキスタン、トルコ、南スーダン、ザンビア、ウガンダの7カ国。

ザンビアは1964年10月24日、忘れもしない東京オリンピック閉会式の日に独立し、この国旗となりました。その朝、私はは代々木の選手村に、「独立おめでとう!」と言いながら、新国旗を届けた。それ以来、国旗が変わっていない。これは、この国が長期政権だったカウンダ大統領の時代から政治が安定していたからに他ならなりません。その結果、隣国アンゴラやコンゴ民主共和国などからの難民受け入れはしても、自国から難民を出さずに来ました。アフリカとしてはとても珍しいことです。但し、主たる産品である銅の国際価格の急落と農業への投資が遅れ、HIVの蔓延もあって、決して繁栄と安定を誇る国とはいえない状況です。

タジキスタンは1991年末のソ連崩壊で名実とも独立しましたが、それまでは旧ソ連時代の国旗から鎌や鎚を取り除いた旗だったものを、翌年11月25日に現在のデザインのものに変更しました。

少々ややこしいのは日本の国旗「日の丸」です。1870(明治3)年1月27日の太政官布告第57号(商船規則)では、円の中心が横の100分の1旗竿側にずれていたのですが、それが1999(平成11)年8月13日の国旗国歌法では、同布告を廃棄し、円は旗面の中心となりました。これを変更と言えるかどうかは微妙ですね。

ですから、上の15の国旗の内、半分近くは変更になったということでよろしいかと思います。

間もなく創立34年目を迎える国際的な救援・支援NGOですが、国旗の推移でみても、かなり不安定な国々であることがよく解ります。なお、アフガニスタンやカンボジアは何度も国旗を変更しました。

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